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カテゴリ:イタリア
イタリア トレンティーノ=アルト・アディジェ州 DOCトレンティーノ コンチリオ・ピノグリージョ2014 Concilio PinotGrigio コンチリオ Concilio ピノグリージョ100% ステンレスタンク発酵、ステンレスタンク熟成4~5ヶ月(シュール・リー製法?) アルコール分13% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:1537円 色は薄い金色。 香りはレモン、ライチ、シロップ、リンゴ、甘草、蜂蜜? 味は苦味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と苦味を伴う薄い甘味。 スッキリした感じ。 ライチや蜜の感じからゲヴェルツっぽい雰囲気も見えた。 思ったよりも酸味が出て来ない。あっさりした澄んだ味わい。 綺麗な味ではある。苦味が軸だが、メインと言える程の出力でもない。 酸が弱い点をカバー出来るほどの柑橘香でもなく、このあっさり・スッキリ感自体を楽しむものなんだろう。 シュール・リー製法による旨味の取り込みには成功したのか、苦味の出方に深みが有る。 これが有るから酸が弱くても水っぽいだけで終わらずに、綺麗さの中にきちんとボリュームを感じ取れる。 酸味が穏やか過ぎて、飲み応えに欠けると感じる人はいると思う。 でも下手に酸味や苦味が突出したものよりは、まだこっちの方が綺麗で、個人的には嫌いじゃない。 良い意味での水っぽさを楽しめる。でもこの辺は好みの問題も大きい。 先日のシエラ・バトゥコのピノグリージョ程、お茶の領域までは行かない。 開栓20分程で香り出力減退。(室温24℃、湿度55%) 元々乏しい酸味が柑橘香が落ちた事でさらに下方修正。 なおさら苦味とほのかな甘味感を楽しめる人でないと分かりにくいワインに。 これは思ったよりも好みの問題大きく出そうだなぁ。 酸味控えめのイタリア白って、有りそうで、そんなに多くないかも。 余計な味や香りを出してない分、ある意味ワイン初心者向け。(ただ、美味いと思うかは知らん) 果実感よりも、苦味の中に在る旨味感を楽しめる様な中級者(変な方向に拗らせつつあるマニアw)なら、意外と(?)一目置けるモノを持ってる。 魚もいいけど、どちらかと言えば肉料理向けかな。 カルパッチョやタリアータ、イタリア系のアンティパスト向け。 ワインの酸味が穏やかなので、料理側には酸味があまり必要無い。 塩とアブラでOK。脂の乗った塩焼き魚、チーズ類とも相性良し。 値段相応。 相応だが、もう少し安くてもいいかな。出来れば1380円位で。 もっと酸やら明確なフルーティーさが欲しい人には、少々物足りない味わいと思う。 酸味穏やかで、整った旨味が顔を見せる「ピノグリージョ」が飲みたい人なら、それなりに気に入るかもしれない。
「酸味も甘味もあまり重要ではない、香りでそれっぽい雰囲気が味わえればそれでいい。」 「味は程々の苦味と穏やかな旨味感が見えれば充分。」 「後はサラっと澄んだ飲み口で、水の様にスルリと入っていく。蜜の様なボディはいらない。」 そんな白ワインが好きな人向け。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017/10/24 03:36:30 AM
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