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カテゴリ:ニュージーランド
ニュージーランド マールボロ ピーター・イーランズ(イーランド)・ピノワール2014 Peter Yealands PinotNoir イーランズ・ファミリー・ワインズ Yealands Family Wines ピノノワール100% アルコール分14% 輸入:株式会社カサ・ピノ・ジャパン 購入価格:2142円 色は澄んだ紫。 香りはブラックベリー、カシス、粉砂糖、灰、ソーセージ、キャベツ?ローレル? 味は苦味と甘味を伴う薄い渋味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。 わりと普通。 ベリー香が有って、ちょっと粉っぽくて、青臭い雰囲気がほんのり。 渋味は控えめで、余韻も含めて全体に苦味が薄く絡む。 ニューワールドのピノとしては、まあまあ正統派。 渋味は大人しく、余韻の酸味が上手く果実感を主張。 あっさりした味わいのピノノワール。 意外と(?)14%のアルコール感は目立たず、苦味を少し強調するだけで済んでる。 ただ、味本体の酸味が妙に弱いのが気になる。 渋味控えめなのはいいが、酸味も控えめで、味の構成が少々あやふや。 苦味が軸になってて、渋味と酸味が弱いから、なおさらワインらしさが頼りない。 起伏が有りそうで無いのかな。 良くも悪くも無難な出来。 ヴィンテージ差なのかな?同地区・同アルコール度のクーパーズ・クリークも似た感じだったが、流石にクーパーズ・クリークよりも苦味の走りが抑えられてて、甘味の引き出し方が綺麗。 とはいえ、不味くはないけど、これはこれで積極的に飲みたくなる味でもないね。 40分以上の時間経過でも変化は無いので結構安定。(室温24℃、湿度57%) 合いそうな料理はクーパーズ・クリークと同様、酸味と旨味を足せる味付けのもの。 カツオのタタキにニンニクとポン酢、トマトソースでキノコとベーコンのピザでもいいな。 牡蠣のオイル漬けに軽くワインビネガー振ったものでも良いかも。 値段以下。 これで2100円超は明らかに貫目不足。 取って1800円台。納得いくのは1680円前後辺りかな。 400ml強残しで、次の日(開栓22時間程度経過)。 香りはアンズ、プラム、薄いカラメル、ブラックベリー、リンゴのケチャップ、餡?バルサミコ酢? 味は薄い苦味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄く酸味を伴う薄い苦味。 渋味はほぼ無く、全体に薄く苦味が絡む。 アンズとプラムの香りが、思ったよりフルーティーさアピールに寄与。 僅かだが塩っぽい雰囲気も感じ、これがなけなしの弱い酸味を申し訳程度に引き出してる。 初日の標準的な味わいとフルーティーな香りとが相まって、香りの分だけ向上してる気にさせる。 でも甘味の出方が弱ってるからか、味の厚みは弱ってると感じる。 やはり、味わいが軽い。味構成の中で、口当たりは悪くないが、後半から最後の一押しが無い。 2日目も値段以下。 取って1800円台。納得いくのは1680円前後辺り、というのは変わらず。 微妙に気候が違うのか、オーストラリアのよりもニュージーのピノの方が味の幅が狭い気がする。
この価格では買う気はしないな。 ブルゴーニュとは言わないまでも、隣りのオーストラリアならマウント・マクラウドやオムラといった1500~2000円の価格帯で色々ピノノワールのタマが充実してるし、あえてニュージーランドにチャレンジするには見劣りするワインも多い。 ニュージーランドはまだまだ白ワインの国。白は大体出来良いよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017/11/18 07:23:12 AM
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