ニュージーランド ビッグ・バンチ・ソーヴィニヨンブラン2014 マッシヴ・ワインズ
ちょっと鮮やかな色彩のラベルに目を留め、衝動買い。Dick Frizzellという人の同名のイラストの様だ。 ニュージーランド ホークスベイ ビッグ・バンチ・ソーヴィニヨンブラン2014 Big Bunch SauvignonBlanc マッシヴ・ワインズ Massive Wines ソーヴィニヨンブラン100% アルコール分11.75% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1058円色は微妙に黄緑がかった薄い金色。香りはグレープフルーツ、レモン、レタス、青草、粉砂糖? 抜栓10分でグレープフルーツ、青草、セロリ、塩水、味は薄い苦味と薄い酸味。余韻に苦味と酸味。ワイナリー名はパワフルだがw、ワインの方は薄味だな。余韻の方が味よりも もう少し勢いを感じる。香りは正統派のソーヴィニヨンブラン。柑橘を軸に青臭い感じの葉っぱ系。味そのものは強くないが、香りと余韻で充分な個性を出せてる。品種の香りと味とのイメージは綺麗に一致しており、正統派万人向け。バランスは少し苦味に偏りが見られるが、そこは酸味と余韻の勢いでザッと均していく。もう少し甘味の感覚が有っても良かったな。苦味と酸味の二面から、香りもそこを強調するだけで、飲んでて味の拡がりに乏しい。このせいでガブ飲みワインの様な安い印象が拭えない。フランスやイタリアのソーヴィニヨンなら、こういう欠点はカバーする方向で動くものだけど、そこは流石のニュージーか。 抜栓10分弱(温度上昇)で、青臭い香りが強まっていく。 品種の特徴がさらに目立ってくる感じ。 味はそんなに変わらないが、香りの強さに比例して酸の雰囲気が伸びる。味は薄めで飲み易さを出すが、香りはなかなかハッキリしており、余韻とのコンビで薄い味のボリュームを底上げ。ロワールやボルドーのソーヴィニヨンブランよりも、さらに苦味や酸を特化させたニューワールドらしい分かり易さ。良くも悪くも凝った事をしない、品種に忠実でシンプルな出来。酢を使った料理と相性良し。酸味を基準にした料理で、さらにワインに足りなかった甘味要素を補填出来れば理想的。マリネ、小魚フライの南蛮漬け、クリームチーズタルト、酸味を打ち消せるのなら蜂蜜がけピザもアリ。値段相応。約1000円のソーヴィニヨンブランとして可も無く不可も無く。やはりこの金額だと下手にシャルドネ行くよりも、ソーヴィニヨンブランの方が個性が明快。300ml強残しで冷蔵庫保存し次の日(開栓22時間経過)。香りは前日時間経過後と大差無し。味は酸味が落ち、相対的に苦味感が強く感じられる様に。決して強くはなかった酸味が後退したことで、苦味メインの水っぽい味になった。だが余韻の引きでボリューム感を残す仕組みはまだ健在で、意外と(?)全体の印象は変わらない。とはいえ、あまり美味しい感じでもないんだよなぁ。水っぽいのならガブ飲み向けに変わったのか?というと、苦味と香りがうるさくてノリが悪い。品種の特徴を全面に出すのがこのワインのウリだろうけど、その品種の特徴の悪い部分も目立つ。味だけなら、780円位のチリのソーヴィニヨンブランに近い感じ。そのチリのソーブラも同様に、2日目辺りに酸が引っ込んで薄ら苦いだけの水っぽいワインになってる感じの。2日目はちょっと値段以下。品種の特徴を持て余してて、それらを受け止めるだけの酒質が追い着かない。初日はそれでも勢いで流せてたが、味が落ち着いた2日目は流石にバランスがおかしな方向に動き過ぎる。初日はまだそれなりだったが、最終的には大した事無かったな。まぁ元がラベルに魅かれて衝動的に買ったのだから、ジャケ買い・表紙買いで軽く滑ったwと思えば笑い話。【5,000円以上送料無料】ビッグ バンチ ソーヴィニヨン ブラン 750ml価格:1,058円(税込、送料別)楽天では やまや のみ気が向いたらどうぞ、のレベル。特にオススメって事はない。