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カテゴリ:スペイン
お店の最後の一本が値下げされてたのと、ラベルの一発ギャグ感wにも魅かれて衝動買い。 スペイン ヴィノ・デ・メサ お好み焼きワインNV Okonomiyaki Wine (Oko-Wine) ウニオ・セラーズ・デラ・ノーヤ(ノヤ)社 Unio Cellers Del Noya S.A. テンプラニーリョ60% メルロー30% カベルネソーヴィニヨン10% アルコール分12% 輸入:国分株式会社 購入価格:645円(969円の処分特価) 色はややくすんだ赤紫。 香りは鉛筆、ブラックベリー、昆布、インク、プラム、炭、セロリ?ケール? 味は渋味と薄く甘味を伴う苦味。余韻に苦味を伴う薄い酸味と苦味を伴う渋味。 ・・何か、香りが汚い気がする。 値段と格を考えれば香り云々は目を瞑るとして、では味は?というと、これもパッとしないな。 渋味は有るし、スペインらしい苦味の絡む流れも見えるが、薄い、浅い。 軽いワインを強引に重くさせたみたいな無理矢理感・・。 苦味がしつこく、香りの炭や青葉系の要素がエグい印象を出す。 スクリューキャップだし、熱劣化と言う感じでもないが、それに近い雰囲気。 NV品の半処分ボトルだし、特に期待はしてなかったけど、ダメな安赤の見本みたいな感じ。 苦味が渋味の流れを乱し、香りが乱れた味が整うのを邪魔する、みたいな。 これならほぼ同価格のカーサ・モレナの方が絶対に美味いし、お好み焼きにも合うwと思う。 ダメなりに見所の有る安ワインは、味がダメでも香りがカバーしたり、味は最低限の要素は持っててガブ飲みする分には何となくイケるものだが、このワインは香りの苦さが味の苦味を無意味に強くし、味のエグさが香りの青臭さを強調させる悪循環。 少なくともコレ、ワイン単体では話にならない。何か味の強い料理と一緒じゃないと全然長所が見えない。 お好み焼きに合う、と言うよりお好み焼きみたいな、良い意味でしつこい味の口直しが無いと ワインの味に振り回されると思う。 ソースやマヨネーズの塩気と甘味が有って、ようやくワインの苦味に対抗出来る。 お好み焼き以外でこのワインを相手に出来るのは香酢を用いた中華料理だな。 値段以下。 ワンコインの格にも及んでない、498円以下。 下手すりゃ王様の涙とかにも遅れをとるんじゃなかろうか・・・。 500ml程残しで次の日。(開栓20時間程経過) 香りは内容的には大差無いが、青臭い要素は落ち着いた感じ。 味は青臭さが落ち着いたことで、苦味も落ち着き、初日よりもバランス感が見える。 ちょっとだけ美味くなったなw。 香りがいくらか整った事で味も飲み易い流れが出てきた。 味だけなら880円位のボルドーに似てる。 余韻の苦味がまだ少しうるさいが、それでも初日のエグさに比べればカワイイもの。 軽いなりの味に渋味と酸味が順序良く重なり、良い意味で安ボルドーや安スペインの味わいを楽しめる。 初日は香りがダメだったのかな!? 鉛筆やインクの香りはちょっと位強くても平気だが、野菜や土の香りはやっぱり苦手。 何か泥臭いイメージが出て、苦味の質が変わってくる気がする。(この辺は好みの問題も) 黒糖やバニラ、カラメルの様な甘い雰囲気の香りも混じるなら、多少は無視出来るんだが。 2日目の味なら「お好み焼きに合う」という言葉の意味も、もっと素直に理解出来る。 ソースやマヨネーズの甘味がワインの渋味や苦味と上手に噛み合う感じ。 揚げ物はもちろん、簡単な肉料理とかにも問題無い。 2日目は、645円ならギリギリ値段相応。 ワンコインにも満たない、と評した初日からすれば、ワンコインレベルには向上。 安ボルドーに近い味わいを思えば、スペイン600円台なら納得の範囲に入る。 ★楽天検索 お好み焼き ワイン★ 楽天扱い約8件 949円~1180円 平均1050円前後 約1000円、・・・この価格では流石にいかがなものか・・・。 「お好み焼きワイン」という日本語ラベルの面白さで+300円と考えるべき。 役割で言えば、似た様なワインは(スペインとボルドーなら)ほぼ同価格で結構いっぱい有る。 イタリアだと酸味が強く出そうで、アメリカだと甘味が強く出そう。 かといってチリやオーストラリアだと味バランスや香りが粗くなりそうで、 そう考えると、この価格のスペインワインで「お好み焼き向けの赤ワインです!」という触れ込みでプロデュースする事にはそれなりに意味が有ったのかもしれない。 ただ、この味で1000円取るには(同じスペイン勢だけに絞ったとしても)もっと高コスパの競争相手が多過ぎたのが残念なところ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/01/24 05:29:13 AM
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