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カテゴリ:イタリア
イタリア プーリア州 IGTサレント ドン・コジモ2013 Don Cosimo カンティーネ・ドゥエ・パルメ Cantine Due Palme プリミティーヴォ(ジンファンンデル)100% バリック樽でマロラティック発酵、そのまま樽熟成6ヶ月 アルコール分13.5% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:1246円 色はややくすんだ赤紫。 香りは革、アンズ、インク、プラム、カカオ、杉?餡? 味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に苦味と酸味。 結構イケる。 香りは少々青臭い感覚が後から伸びるが、味は渋味と酸味のバランスが良く、苦味が底を支える。 苦味の絡み方がスペインワインっぽいが、酸味の感覚は何とかイタリア。 これ、知らずに飲んだら(下手すりゃ知ってて飲んでも)、どこの国のどの品種のワインか分からなくなるなw。 渋味と苦味の流れにイタリアらしい酸味を絡め、強過ぎない苦味でソフトに着地。 この苦味は樽よりも13.5%のアルコール度によるドライ感で送り出してる感じ!? 後は香りのインクやカカオのノリでイメージが作られてる。 果実の厚みは弱いが、その分だけ全体の飲み易さはそれなりに出来上がってる。 グラスに注いだ直後は青臭い香りや苦味が目立つが、注いで10分弱程経つと大分整ってくる。 苦味感が苦手なら、注いですぐではなく、数分程度は待っても良いかもしれない。 香りと味の出方が思ったよりも不安定みたいだな。 まぁこの辺は渋味とアルコール感の勢いで適当に流すところか・・・。 サンジョヴェーゼ程の酸味のノリは無く、イタリアファンが好きな味ではないかも。 言ってみればイタリア人がつくった「右岸ボルドーワイン」又は「カリフォルニアワイン」。 赤ワインの酸を楽しむには、少々苦味や渋味が目立ち過ぎと思う。 ガブ飲みは可能だが、それをやるなら少量ずつ注ぐか、多めに注いで少し時間をおくかだな。 料理は肉料理が無難。 厚い肉より薄い肉。ローストよりソテー。ソースより塩胡椒。 苦味の伸びを和らげることが出来る程度の、甘味を出せる料理が適任。 チーズ多めのピザは問題無し。中華料理の日本式酢豚もいい。 穴場で、オリーブオイルと粉チーズと黒胡椒を振った生ハム。(油の甘味とチーズの脂&塩味が噛み合う) 値段相応。 相応だが、1480円位は狙えるかも。 味の出方は安定しないものの、ボルドー(パワフルな傾向の味わい)好きの自分には、美味いと思える要素が各所に見られる。 「イタリアワイン」が飲みたいけれど「酸味が目立つ赤は苦手」という人に向いてる。 特に「カベルネ・メルロー系ワインが好きだが、渋味や酸味がメインに成り過ぎるのもちょっと違う」 みたいな人には向いてるワインかな。 イタリア好きだからって、赤ワインに酸味を求める人にはまず向かない。 ★楽天検索 パルメ コジモ★ 楽天扱い約2件 リカータイムで1836円 ハードリカーで2020円 ・・・この価格だと買う気起きないな。取って1500円台だよ。 「プリミティーヴォ」ワインにこだわって選ぶにしても、流石にこのワインで2000円超えは理解の範囲を超えてる。 品種にこだわらないならトスカーナやシチリアに勝てない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/03/21 08:10:39 AM
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