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カテゴリ:スペイン
抜栓途中でコルクが折れる(ちぎれる?)。多分コルクの下部がボトルに張り付いてたんだろう。 スペイン DOラ・マンチャ セニョリオ・デ・グァディアネハ・グラン・レセルヴァ(レセルバ)・テンプラニーリョ1998 Senorio de Guadianeja Gran Reserva Tempranillo ヴィニコーラ・デ・カスティーリャ(カスティージャ) Vinicola de Castilla テンプラニーリョ100% ステンレスタンク熟成10年とアメリカンオーク樽熟成5年、瓶詰め後瓶熟成4年 アルコール分13.5%、 輸入:ドウシシャ株式会社 購入価格:2030円(2678円の値下げ特価品) 色は小豆色がかった赤紫。 香りはアンズ、ブラックベリー、革、ビスケット、プルーン、バルサミコ酢?鉛筆? 味は苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。 まあまあ悪くない。 経年で渋味はほぼ抜け、苦味混じりの穏やかな酸が支配的。 香りも果実的な香りを軸にやや香ばしい雰囲気の物が混じる、程々に熟成感有るもの。 非常にこなれた感じで、およそ経年相応の落ち着き具合。 香り出力と味の深みの頼り無さは気になる点も有るが、ここはおよそ値段なりの域であろう。 酸の出方と香ばしい香りから、半端に熟成したキアンティ・クラシコみたいな印象も受ける。 これはこれで、ゆっくりじっくり飲めるタイプのワインになってる。 多分このワイン、ここから良くも悪くもならない様な気がする。 もっと早い段階で今のこの状態になってて、そのまま20年目に突入しつつある、って感じ。 タンク熟成10年も要らないし(ほぼ5年で十分)、瓶熟4年も要らんでしょ。 ワイン本体の実力とは別のところに手間と金がかかってる?みたいな、謎のw腑に落ちなさ。 10年~15年熟成の段階で、もうこうなってたはず。(その段階では約1280円~1580円クラス) ラベルに20TH ANNIVERSARY EDITIONと有るので、所謂単発の企画ものなんだろうw。 初めからこういうワインを狙ってつくったのではなく、瓶詰めされる前の貯蔵ワイン在庫の有効利用の様な感覚。 初めから20年の熟成に耐え得るワインでつくられた高級品とは思えない。 まぁスペインのグラン・レセルヴァ格のワインは、 「なるべく安価に長熟ワインの雰囲気を楽しめる様につくってる」みたいなのも有るので、 そう考えれば自身の本分に十二分に則った手堅い味わいとも言える。 こういうもの、と少しでも分かってれば特段悪い気も起きない。 渋味が無いので、アブラはほぼ要らない。 裏ラベルにローストビーフやスモークチーズがオススメと記載されてたが、まさにローストビーフ向け。 こなれた熟成ワインに変に味わい深い料理はあまり必要無い。肉の旨味と塩の感覚が有れば何とでもなる。 イタリアっぽい雰囲気も有ったので、いっそピザやただ塩胡椒で焼いただけの豚肉や鶏肉でシンプルにいってもOK。 2030円で値段相応。 約20年経過の赤ワインが約2000円、質や状態も悪くないし、まずまず納得の範囲内。 ただ、「1998年ヴィンテージの赤ワイン」という点に興味が無い人にとっては、2000円は割高に感じるかも。 通常(約5年)よりも長い期間の熟成を経た赤ワインが飲みたい、と思っただけの人には1580円クラスの出来。 味と香りの伸びや深みは、決して価格なりの高質のものではない。 「約20年熟成のワイン」という点を特に重視するだけなら、これは割と上出来。 ワインに不慣れな人がどこまで美味いと思うかは分からないが、赤ワインの渋味が苦手な人にはそれなりに向いてる味かもしれない。 ★楽天検索 セニョリオ グァディアネハ テンプラ★ 楽天扱い2件 うきうきワインで1274円 ECHIGOYAで1944円 現在売り切れ ほう、1274円ならかなりGood!。複数本買いたくなる。 1944円でもまぁOK。 (7月21日現在)どっちも品切れで再入荷も無さそうだけど。 もし2480円以上になるなら、かなり特別な理由が必要だと思う。 「熟成スペイン」は置いとくとしても、「1998年ヴィンテージ」という点には強い理由が要る。 20歳の誕生日のお祝い用以外で、どんな使い道が有るかは分からない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/07/22 08:01:52 AM
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