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カテゴリ:スペイン
スペイン DOラ・マンチャ セニョリオ・デ・グァディアネハ・グラン・レセルヴァ(レセルバ)・カベルネソーヴィニヨン1996 Senorio de Guadianeja Gran Reserva Tempranillo ヴィニコーラ・デ・カスティーリャ(カスティージャ) Vinicola de Castilla カベルネソーヴィニヨン100% ステンレスタンク熟成10年とアメリカンオーク樽熟成5年、瓶詰め後瓶熟成4年 アルコール分13% 輸入:ドウシシャ株式会社 購入価格:2030円(2678円の値下げ特価品) 色はやや濃い赤紫。 香りは杉の皮、ブラックベリー、鉄、湿った土、火薬、プルーン、炭?紅茶の出涸らし? 味は苦味を伴う渋味と薄い酸味。余韻に苦味と苦味を伴う薄い酸味。 ・・・何か普通。 香りはそれなりに熟成感を感じなくもないが、味は渋味と苦味に酸が絡むだけ。 苦味の出方はよくある樽感を強めに効かせたスペイン。 渋味は割としっかり残っており、10年弱程度の経年は感じるが、20年以上という感じはしない。 そこを果実の酸と樽の苦味がやや複雑な印象を演出し、飲み応えを主張。 苦味が走り過ぎな気もするが、樽の苦味を利かせてこそスペイン赤だろうし、ここは好みの問題か!? カベルネソーヴィニヨンと言われれば、杉や土の香りの出方は確かにカベルネ。 品種の特徴はともかく、味自体はよくある(?)スペイン赤の範疇。味の熟成感は極めて限定的。 飲んでて、あまり面白くはない。1996年ヴィンテージという点の有難みはほぼ無い。 ワイン(葡萄)の質は標準的な出来で、それが樽の感覚に喰われ過ぎた、みたいな。 じっくり飲む、飲みたくなる程の味ではないね。 年代ほどの熟成感は乏しいし、品種の特徴はそれなりに有ったけど、味は良くて1000円台前半の格。 渋味が突出という事はないけど、苦味の感覚は万人向けではないし、ガブ飲み出来る程の気軽さも無い。 一応100分以上の時間経過でも変化は軽微。安定感は有った。(室温26℃、湿度58%) 料理はとりあえず肉。 ハンバーグ、焼肉等が無難。生ハムやチーズ類(なるべくハード系)もまずまず。 ワインの渋味と苦味に対応出来ればそれで充分。肉の旨味とアブラの甘味が有ればOK。 値段以下。 先日のテンプラニーリョ1998と違って、2000円相応という感じはしない。 10年熟成程度の精々1380円位のよくあるグラン・レセルヴァと大きな差は無い様な・・・。 実力的には1000円強程度で、それが上手い事20年を超えて保管された事で別の付加価値が付いたワイン。 ほぼ同価格なら、テンプラニーリョの方が美味さはもう少し上だった。 スペインの土地でカベルネって、あんまり向かないのか!? 熟成感が上手く機能してない(?)。 この半端なりの熟成感がワインの美味さとして活かされてない。 ★楽天検索 セニョリオ グァディアネハ カベルネ★ 楽天扱い約4件 1166円~2678円 平均2000円前後 1100円台なら何も文句無し。 2000円超えは意味と理由が必要。 出して1480円まで。 「スペインのグラン・レセルヴァ」「1996年ヴィンテージ」「カベルネソーヴィニヨン」 この3要素がほぼ特徴の全て。味云々については結構普通。 そこそこ(あくまで "そこそこ")熟成したスペインのカベルネワインが飲みたい人にはまあまあオススメ。 ではそれ以外の人は?というと、「1996年ヴィンテージ」という点に目的が無いのなら特にオススメでもない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/07/25 12:56:07 PM
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