|
カテゴリ:スペイン
スペイン DOバルデペーニャス ヴェンタ(ベンタ)・レアル・グラン・レセルヴァ(レセルバ)2007 Venta Real Gran Reserva ボデガス・フェルナンド・カストロ Bodegas Fernando Castro テンプラニーリョ100% コンクリートタンク発酵 樽熟成24ヶ月 瓶詰め後に瓶熟成36ヶ月以上 アルコール分12.5% 輸入:巴ワイン&スピリッツ株式会社 購入価格:1024円 色はやや濃い赤紫。 香りはブラックベリー、カカオ、インク、胡椒、新品の割り箸?檜? 味は薄い渋味と苦味を伴う薄い甘味。余韻に薄い渋味と薄い苦味。 大分軽いかな。 安ボルドー的なブラックベリー香に、やや粉っぽい要素と木の雰囲気の香り達。 とりあえず渋味を出して、苦味混じりの甘味を薄く伸ばすだけ。 これは ほぼほぼ、フランスの1000円ボルドーと同質のもの。 渋味は有るけど軽めで、余韻の流れもあっさりしたガブ飲み向け。 樽の苦味が軽いなりに味を底上げしてるのか、そこは一応スペインらしさを感じた。 抜栓90分経過でも変化は軽微。(室温26℃、湿度57%) 熟成感は無いし、酸味も有りそうで無い。 グラン・レセルヴァ規格の有り難味とかは特に無し。 「値段なりの赤ワイン」以上を求めると、ちょびっとだけガッカリするかもw。 渋味の穏やかさは悪くないけど、酸も想定以上に(?)落ちてて、安っぽい印象が強い。(実際安いけどさ) 普通のスペインワイン。 (安いなりの)熟成感とかは無く、ヴィンテージがどうのという気も起きない。 10年以上経ってる割には、普通レベルの美味さを保ってるだけマシな方か、って思える程度。 もう少し(ホント少しでいいから)酸が出てれば、もっと複雑さを楽しめた気もするが、上手くいかなかったね。 料理は、甘味と酸味が補填出来るものが最適・・・か!? と言うのも、その甘味と酸味の質によって働きが変わってくる。 レトルトのミートボールやら中華料理の酢豚とかだと、元の軽さを活かしたあっさり感を強調させる。 ステーキ等の類だと、ワインの苦味感と連携を取って、厚みを思わせる赤ワインらしさを主張してくる。 肉の旨味と塩味が流れに変化を付けるのかな? 今回、ポークステーキと油揚げ生地ピザに合わせたが、シンプルな肉料理程赤ワインらしさを感じられる。 渋味は軽いからアブラ対策にはあまり必要無いが、甘味補填と苦味牽制の役で脂肪分は有って良い。 モッツァレラチーズとは相性が良さそう。イタリアワイン(ヴェネト州?)っぽい雰囲気も見せた。 値段相応。 約1000円、正直な出来。 「約1000円の赤」という点は間違いないので、後は「スペイン」「2007年」という点に魅かれるかどうか。 以前飲んだ2005年ボトルは値段相応なりに良い部分が際立ってて好評価だったが、 今回飲んだ2007年ボトルは値段なりの良い部分と悪い部分が両方際立ってて、総合で普通。 普通なりに万人向けで飲み易いが、「赤ワインとして飲み易さ以外の長所は?」と聞かれると、すぐには言いにくいw。 ★楽天検索 ヴェンタ レアル★ 楽天扱い約7件 1058円~1382円 平均1250円前後 同価格で、産地によってはフランスやイタリアの代用を任せられそうな汎用性は見えた。 全体的には良くも悪くも普通。値段なり(約1000円)の赤ワイン。 分かってて飲むなら何でもないが、何かしら期待するとダメw。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/07/31 08:10:38 AM
コメント(0) | コメントを書く
[スペイン] カテゴリの最新記事
|