|
カテゴリ:ドイツ
急に涼しくなってきた。日中はまだ30℃超えるが、日が沈んだらすぐ20℃前後に。 ドイツ ラインヘッセン エリート・ピノノワール2015 Elite PinotNoir ドクター・ツェンツェン Dr.Zenzen(Einig Zenzen GmbH & Co.KG) ピノノワール(シュペートブルグンダー)100% アルコール分12% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1058円 色は澄んだ紫。 香りはチェリー、キャンディー、カシス、チャービル、カラメル?ブラックベリー? 味は苦味と薄く渋味を伴う甘味。余韻に薄い酸味と苦味を伴う甘味。 んー、軽い味わい。 一瞬、ボジョレーのガメイに近い雰囲気を感じた。 渋味らしい渋味は微々たるもので、香りと合わせたほんのり甘酸っぱい感じで全体を統一。 軽やかで、渋味は極力控えめ。必ず甘味の要素を絡め、飲み易さを重視。 酸は有りそうで無い。香りで引っ張るにしても、出力を考えると無理が有る。 渋味控えめなガブ飲み向けの赤、と思えば納得。これはこれで万人向け。 飲み易さ重視と言うなら、もっと甘味の感覚を全面に出しても良かったかも。 ピノノワールという事で、渋味をなるべく抑える方向に注力してしまったのか、酸も甘味も頼りない。 飲んでてイヤな感覚は無かったが、良くも悪くも安っぽさは拭えない。 と言っても、実際安いからガブ飲み向けワインと割り切るなら、そんなに悪くない。 約1000円のピノノワール。ただし、ドイツの。 甘味の出方と香りの内容を考えれば、チリやアメリカのピノよりも、明らかにピノノワール好きの支持を得られるタイプと思う。 渋味の弱さと全体の厚みの不足感は有るが、そこは価格の壁として目を瞑れる程度。 料理は塩味の効いた肉料理や、或いは揚げ物に合う。 甘味の出方が綺麗で、それを活かしたい。 渋味は非常に控えめなので、それ程アブラは重要ではない。 そこらの喫茶店のピザトースト位の甘味と塩味と脂肪分で十分。 値段相応。 約1000円のピノノワール。結構上出来。 下手な同価格のチリピノよりも確実に綺麗。 赤ワインが飲みたいが「渋味が苦手」で、 かと言ってイタリアみたいにあまり「酸をメインにされても困る」。 だが「甘口の赤」が飲みたいのではない。 香りは変に「土や野菜の様な苦い雰囲気や青臭い方向に行かない」のが望ましい。 そういうのが欲しい人向け。 これで1000円ならコスパは良好な部類。 300ml強残しで3日後(セラーで斜め置き保存)。(開栓75時間以上経過) 香りはキャンディー、イチゴ、練乳、粗製糖、生クリーム?ヨーグルト? 味は薄い甘味と薄い苦味。余韻に薄い苦味。 何かすごく甘そうな雰囲気の香り・・。 ・・・・が、10分もしない内に初日と あまり変わらない香りと味に。 一瞬、ガラっと変わった!?と思ったが、そんな事は無かったw。 決して強いとは言えなかった渋味はさらに後退。 一方で甘味の感覚はハルプトロッケン並に残ってて、飲み易さ自体はそのまま維持。 飲むヨーグルトの様な酸味と甘味。 軽さ、飲み易さに、ほんのり厚みも加わった気もするが、格相応。 渋味の強い赤ワインが苦手な人に向いてるのは変わらず。 全体では苦味が支配的ながら、酸と甘味が顔を見せる部分の多い味わい。 2日目も値段相応。 これで約1000円なら上出来。 渋味控えめ酸味も控えめ、甘味を感じ取り易い、いかにもドイツのピノらしい雰囲気。 薄ら渋い、酸も苦味も伸び切れない安ピノよりも、ずっと形と勢いが出来てる。
「安ピノなんてこれでいいんだよ、こういうのでいいんだよ」って言いたいが、 約1000円でここまでのモノを求めるのが そもそも高望みな気もしてくる(気にさせる)ワイン。 1000円で買えるピノノワールというと、どうしてもチリピノが基準になりがちだからw。 これは1000円でよくやれてる方。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ドイツ] カテゴリの最新記事
|