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カテゴリ:ドイツ
ドイツ ファルツ プライベートケラー・ピノノワール・トロッケン2015 PrivateKeller PinotNoir(SpatBurgunder) Trocken ドクター・ツェンツェン Dr.Zenzen(Einig Zenzen GmbH & Co.KG) ピノノワール(シュペートブルグンダー)100% アルコール分14% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1382円 色は澄んだ赤紫。 香りはカシス、アンズ、カカオ、カラメル、バラ?ビスケット? 味は酸味を伴う薄い渋味と薄く甘味を伴う苦味。余韻に苦味と甘味。 まあまあ。 渋味は有るが出力控えめ、余韻はもっとシンプルに収めつつ甘味感で締める。 ベリー香にちょっと香ばしさを感じる甘い雰囲気を重ね、ほんのり草花。 出力は弱めだが、香りの内容は結構良い。 結構正統派の(?)ピノノワール。 味も香りも出力は少々弱めだが、その分飲み易さは有る。 土臭くて渋味のバランスが乱れ気味の安チリピノよりも明らかに上出来。 味出力が控えめなおかげか、余韻の甘味の主張が上手い事残ってくれる。 120分以上の時間経過でも変化は軽微。(室温26℃、湿度56%) 酸や渋味の出力がどうしても頼りないので、 相対的に苦味が不必要に目立ち易い(絡み易い?)点は気になる。 一応、苦味は他の味覚を強調する方向に動いてはいるのだが、味の流れの順番と言うか、噛み合い方と言うか、「上手い事」いきそうでいってない。 こういうもの と分かってて飲むなら何でもないだろうが、何やら有るはずの高級感を損なってる様な部分。 全体的には、思ったよりも上出来のピノノワール(シュペートブルグンダー)ワイン。 1680円位のブルピノと言われたら信じる。 下手な1800円位のブルピノ(例えばモアラールのとか)よりも上回ってるところが有る。 香りはそこそこ、味も適度に要所を押さえ、じっくり飲もうという気にさせるもモノを持ってた。 実際に飲んでみるとガブ飲みワインの範疇だろうがw、それはそれで悪い気も起きない程度には実力が有る。 鳥肉関係には最適。 渋味は弱いから強いアブラは要らない。 肉の旨味やソースで苦味をいくらか牽制出来れば、化ける雰囲気は持ってる。 ローストやソテー、煮込みにも対応可。酸や甘味の補填に寄与しない料理だと合いそうで合わない。 チーズ類だと食感でワインを邪魔されるかも。粘りがワインの味を乱す感じ。 なんか、鳥肉関係が最適と思ったが、ボイルソーセージ辺りがより適任な気がする。 やっぱりこれはドイツのワインw。 値段相応。 これで1380円なら、同価格のブルゴーニュ・ピノノワールと十分 対等に闘える。 紅茶の渋味に抵抗の無い人ならまず大丈夫。 乱暴に言うと、濃い感じの酒入りフレーバーティーに近い雰囲気も。 正直 分かり易さ、気軽さ、コスパ等色々考えると先日のエリートの方が好みだな。 今回のプライベートケラーは赤ワインらしさは上だが、飲み易さはエリートよりやや落ちる。 1000円に+300円してこのプライベートケラーなら、1300円に-300円してエリートの方が万人向け高汎用。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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