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カテゴリ:スペイン
スペイン ヴィノ・デ・ラ・ティエラ・バジェス・デ・サダシア Vino de la Tierra Valles de Sadacia アトランティス2007 Atlantis ボデガス・カスティーリョ・デ・マエティエラ Bodegas Castillo de Maetierra モスカテール・デ・グラメ・メヌード95% ビウラ2.5% マルヴァジア2.5% アルコール分12.5% 輸入:ドウシシャ株式会社 購入価格:2030円 色は黄色がかったやや濃い金色。 香りはレモン、洋梨、クリーム、火薬、鉄、ライチ、アンズ、ローレル? 30分程の時間経過でレモン、洋梨、ネクター、鉄粉、バターピーナッツ?タルタルソース? 味は苦味と甘味。余韻に苦味と薄く酸味を伴う甘味。 柑橘に南国系果実と金属的な雰囲気、 基本は甘味、基礎に苦味、酸味が要所で香りと絡めて少し顔を出す。 甘味がハッキリと出てきて、控えめな酸味は香りでほんのりサポート。 余韻の苦味が思ったよりも伸び易いが、この苦味が甘味がダレてくるのを防ぎ、ボリューム感も生む。 モスカテール・デ・グラメ・メヌードという葡萄はよく分からんが、要はモスカテルの亜種なんだろう。 甘味の軸に苦味で支え、レモン、洋梨やライチの香りで果実味を底上げ。 飲み易い傾向の味のはずだが、しつこい印象も感じた。 香りもそうだけど、甘味の出方が粘っこいと言うか、あまりスッキリしない。 やや甘口の味だが、万人向け、女性向け、と言うのも違う気がする。 ただ、これはワインのタイプと自分の不慣れに因る部分が大きいと思う。 抜栓30分程(温度上昇)で香りの金属ニュアンスと甘味の厚みが強まった。 ピクルスの混じったマヨネーズ(油?)の様な感じの香り。 全体のバランスを乱す程ではないが、毛色が変わってくる。 これはこれで、と思える程度の変化。 苦味控えめ、甘味強めのローヌの白みたいな雰囲気。(室温23℃、湿度52%) 冷温キープが無難。ただ、温度変化による遊びの余地は意外と(?)広いかもしれない。 味だけならニューワールド(南半球産)のゲヴェルツトラミネールに近いかも。(素直にマスカットでもいいが) 甘味メインで飲み易さはそれなり、苦味も突出せず、酸は穏やか。 熟成感みたいなものは有りそうで そんなに無かったが、味のバランスはそこそこで飲み応えも有る。 スッキリした味わいではないので、軽い味わいを求める人には向かないと思う。 一応重厚感は持ってるが、そもそもそれを美味さに活かす様な動きは弱く、また必要も無い。 甘味と塩味の料理に相性良し。 白ワインだが、下手な魚料理よりも肉料理に合う。 イタリア系でカルパッチョやタリアータ、か辛味の有るソーセージとかにも適任。 酸を補填しつつ、甘味に合わせられるものが適任だが、甘味に合わせるだけでもOK。 ギリギリで値段相応。 ギリ相応だが、1580円~1780円前後位と言われても納得。2000円の壁を変えるかどうか。 甘味と香りの出方の好みによって、この辺の感覚は変動する部分と思う。 2011年に閉店したスペインの超有名レストラン、エル・ブリ(エル・ブジ)のチーフ・ソムリエのセレクトワイン、という点が最大のウリだっんだろうけど、チーフソムリエのダビッド・セイハス氏の監修料!?。 それで約1700円に+300円~+500円ってところかな・・・。 エル・ブリといえば前衛的な料理を出すのでも有名だったので、オーソドックスな料理に合わせるには色々調整やテクが必要だったのかもしれない。 これ、ワイン単独だとシンプルさと複雑さ(重み?)が噛み合わなくて、コスパ悪く感じる。 1回飲んだら2回飲もうとは思わない。 自分ならコノスル・レセルヴァのゲヴェルツやヴィオニエ飲んでも、おそらく満足度は同等。 甘味を活かした白ワインということなら、安いレンジでいくらでも有る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/12/10 07:23:13 AM
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