イタリア チーマ・カンディア・ヴィニェト・アルト・ビアンコ2000 チーマ社
イタリア トスカーナ州 DOCカンディア・デイ・コッリ・アプアーニ(アピュアニ) チーマ・カンディア・ヴィニェト・アルト・ビアンコ2000 Cima Candia Vigneto Candia Alto Bianco チーマ社 Azienda Agricola Cima Giovanni , Di Cima Aurelio ヴェルメンティーノ80% アルバローラ20% アルコール分13.5% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:1852円(2575円の店頭特価品)色は綺麗な金色。香りはレモン、ミント、金柑、粉砂糖、檜、公民館の和室の畳、アーモンド、煙?甲類焼酎?味は苦味と薄い甘味。余韻に苦味と薄い酸味。やや軽めの口当たり。塩レモン水、みたいな。柑橘と何かハーブ、そこに木の様な感じの香りが出る。(安いウィスキーの香りに近い?)酸は控えめで、全体に苦味が絡む。苦味基調で、飲み易いとは言わないが、それなりに軽快な動きは有る。イタリア白らしい酸味が苦手な人になら、取っ付き易い部分もあるかもしれない。葡萄と言うよりは塩(潮?)の味をイメージする。90分以上の時間経過(温度上昇)でも変化は軽微。(室温25℃、湿度58度)香りのハーブや木の要素が少々ヒネ香に近い雰囲気を出してくる。年代を考えればヒネが入っててもおかしくはないが、多分これは元々こういうものだと思う。香りには ある程度の慣れが必要かな。酸が無い(有っても弱い)ので、味の起伏もかなり乏しい。良く言えばクセの無い、悪く言えば味気無い、そんな感じ。2000年ヴィンテージなので流石にスタミナ切れか!?苦味自体は強いものではなく、飲んでて悪い気を起こす程ではないものの、特別美味いとも思わない。香りは意外と豊かな気がするが、ワインの味を美味くする方向には行ってない。このどこか希薄な、「煙を噛む」様な味わいを楽しめる人向け。ワインの果実感より、ウィスキーの樽感やピート香を好む人なら、長所を見出し易いと思う。ウイスキーの水割り(塩水割り?)っぽい雰囲気が有ったので、燻製みたいなものに合う。スモークチーズやビーフジャーキー等、生ハムのオイルがけやナッツ類もOK。下手にワインに甘味や酸味を補填してやろうとすると上手くいかないかも。ほぼ旨味ブーストの一点突破だな。(どうしても甘味が欲しいならレーズン等のドライフルーツを)1852円なら値段相応。白ワインとしては2000円は超えないね。「チーマ」「ヴェルメンティーノ主体」 特に「2000年ヴィンテージ」という点に どこまでプレミアムを感じられるかどうかの勝負。