選挙の期間
今日は、午前中、参議院議員通常選挙の期日前投票の選挙事務に従事しました。 参議院議員選挙は公示から投票日までの期間が一番長いもののひとつですが、なんだかちょっと長すぎるように思いました。 大切な国会議員を決める選挙であるので、一人でも多くの有権者に政党や候補者の主義主張を伝えるために、この期間を長く取ることは必要だと思います。 でも、この間、ずっと期日前投票の事務が全国の市町村役場で行われているわけで、通常の勤務時間内はお互いに通常の業務をカバーしあいながら行うことは仕方ないにしても、時間外には時間外勤務手当てが支払われていると思います。 5時から8時まで(実際には投票録の整理などもありもう少し残業することになりますが)の3時間。全国で3,000の自治体(県選管も待機していると思いますので)で、合計一万人以上の職員がこの期日前投票に従事していることになります。 時間外勤務手当ての時間単価を仮に2000円とすると、一人6,0000円で1万人に支給する手当ては一晩で6,000万円になります。 これが、14日あるとこの分の手当てだけで約10億円が支出されていることになります。 市町村は「国からの委託金」で賄うことになるため、国政選挙の場合は、直接的な市町村の税金の持ち出しはほとんどなしで執行でき、コスト意識が薄れがちです。 この情報化の時代、インターネットを利用した選挙活動を正式に認めたり、家庭からできる電子投票を真剣に考えたり、もう少し選挙の期間を短くするなど、合理的な方法への改善はできないものでしょうか? 選挙の事務をしながら、ふと考えてしまいました。