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2011.05.05
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カテゴリ:老人のつぶやき
今日は、祖母の入院先にお見舞いにいった。
ナースステーションの隣の部屋というので、覗いてみると、
その光景に絶句した。
6人部屋。80を超えたと思しき老人ばかり。

完全寝たきりで管がすべての人に繋がれている。
私の祖母も酸素注入機が繋がっていた。

起きているのか寝ているのかもわからない。

祖母は数年前に、早く死なせてほしいんやけどな、といった。
しかし、医学の進歩は残酷に見える。

祖母は、私がいって、辛うじて名前を判別したが、
私が行ったことを理解したかどうかはわからなかった。

老年期をどう過ごすのか。
それは分からない。病気になりたくないけど、それもわからない。
ぽっくり逝きたいが、それが可能かもわからない。


小林純一(1983)は、死を間近に控えた高齢者が死を認識し受容する
プロセスは、次のような段階だと示唆した。

1.恐怖、混乱、苦悩、絶望、不安を体験する
2.落ち着きを取り戻し、人生や様々のことを思い巡らす
3.死を受け入れる
4.残された時間を意味づける
5.感謝の心が生まれる
6.期待、喜び、希望、勇気の気持ちを体験する

人は、6のように人を超越した気持ちになるのは、死ぬ何日前だろうか。

私は、40年前である今、人生を逆算で考えられないか、模索している。





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Last updated  2011.05.05 21:25:47
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