カテゴリ:職を探す人、職を考える人へ
日本企業の人事制度がこれからどうなっていくのか、
新しい人事システムを開発したいなあと思うんですが、 まだまだ考えないといけないです。 で、単純人事論を考えてみました。 ・創業40年以上の会社で、大卒22歳から59歳まで38世代に渡って、各年1名ずつ社員がいるとして38人。 ・老舗で経済環境からも成長もしないし、シェアを取っているので、それほど売上のアップダウンもないとしよう。 ・社員は、みんな会社の経営理念に沿って内発的モチベーションが高く、勤勉に健康に働く。 売上のアップダウンがなく、粗利も変わらないとしたら、 この会社は、完全に年功給とすると、来年になったらいくら上がるとか分かる。 どんだけがんばっても、給料の上がらないし、 評価が悪くても、給料はあがる。 それを可能にするのは、毎年定年退職が1名出て、1名入社するので、 総額人件費が変わらないから。 人生設計しやすいですよね。 会社も業績がはっきりと見える。 まあ、社会主義というのは、こんなのを目指したんでしょうきっと。 残念ながらそういかない。理想だけど。 経済環境、競合他社、イノベーションの変化、個人のモティべーション。 経済環境は、日本だけでなく世界の動向にも影響するから自分たちでコントロールできない。 競合が出てきたら対処しなければならない。値下げだの、販促費かけて宣伝するだの。 イノベーション、レコードからCDに変わった時のレコード針の会社。 個人のモティベーション、これはライフイベントによって影響するからその社員の、 配偶者、子供、親、親戚、健康などによって変わってくるので、これも企業がコントロール できない。 ということで行けば、売上が伸びない会社に、 「定期昇給」「ベースアップ」などは、ありえない話になります。 つまり、サラリーキャップ制になる。 誰かを上げれば、誰かを下げる。 これを理解できない管理職は、失格だ。管理職は経営者の分身なのだから。 本当は、ずっと何歳になったらいくら、というのが分かると安心できますがね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.05.20 00:10:26
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