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おもしろき こともなき世を おもしろく 

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2006.10.08
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カテゴリ:名言・名文
久し振りにお仲間のブログを訪ねたところ名文が紹介されていた。

いつもブログに書くことが無い時にそういう言葉や文章を紹介する
のもいいなぁ~!と思っていたが、やっぱり良いもんだ。

以前にも紹介したかも知れないが・・・(ちょっと見た所まだみたい)

知ってる人は知っている。
そりゃそうだ!名文だからしょうがない!
誰も知らないのは名文とは言えんだろうから・・・(笑)

私がこの文章に出逢ったのは、もう随分前、思わず泣いてしまいました。
それはデール・カーネギーの「人を動かす」の中でですが、
アメリカ・ジャーナリズムの古典の1つだそうです。

(この「人を動かす」も大好きな名著!いつかここでご紹介しますね!
 絶対読んで見て欲しい一冊です。)

子育て中のお父さんだったら、必ず思い当たるところがあると思います。
こんなには細かくないにしても・・・・

結構長いから時間のある時にでも読んでみて下さいな。

グッと来てしまいますよ。きっと。

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   「父は忘れる」
                             リヴィングストン・ラーネッド



坊や、聞いておくれ。お前は小さな手に頬をのせ、汗ばんだ額に金髪の巻き毛をくっつけて、安らかに眠っているね。お父さんは、一人で、こっそりお前の部屋にやって来た。今しがたまで、お父さんは書斎で新聞を読んでいたが、急に、息苦しい悔恨の念にせまられた。罪の意識にさいなまれてお前のそばへやって来たのだ。

お父さんは考えた。これまで私はお前に随分辛く当たっていたのだ。お前が学校へ行く支度をしている最中に、タオルで顔をちょっとなでただけだといって、叱った。靴を磨かないからといって、叱りつけた。また、持ち物を床の上にほうり投げたといっては、怒鳴りつけた。

今朝も食事中に小言をいった。食物をこぼすとか、丸呑みにするとか、テーブルに肘をつくとか、パンにバターをつけすぎるとかいって、叱りつけた。それから、お前は遊びに出かけるし、お父さんは停車場へ行くので、一緒に家を出たが、別れるとき、お前は振り返って手を振りながら、「お父さん、行ってらっしゃい!」と言った。すると、お父さんは、顔をしかめて、「胸を張りなさい!」と言った。

同じようなことがまた夕方に繰り返された。私は帰ってくると、お前は地面に膝をついて、ビー玉で遊んでいた。長靴下は膝のところが穴だらけになっていた。お父さんはお前を家へ追いかえし、友達の前で恥をかかせた。「靴下は高いのだ。お前が自分で金を儲けて買うんだったら、もっと大切にするはずだ!」――これが、お父さんの口から出た言葉だから。我ながら情けない!

それから夜になってお父さんが書斎で新聞を読んでいる時、お前は悲しげな目つきをして、おずおずと部屋に入って来たね。うるさそうに私が目をあげると、お前は、入口のところで、ためらった。「何の用だ」と私が怒鳴ると、お前は何も言わずに、さっと私のそばに駆け寄ってきた。両の手を私の首に巻きつけて、私に接吻をした。お前の小さな両腕には、神様が植えつけてくださった愛情がこもっていた。どんなにないがしろにされても、決して枯れることのない愛情だ。やがて、お前は、ばたばたと足音をたてて、二階の部屋へ行ってしまった。

ところが、坊や、そのすぐ後で、お父さんは突然何ともいえない不安におそわれ、手にしていた新聞を思わず取り落としたのだ。何という習慣に、お父さんは、取り付かれていたのだろう!叱ってばかりいる習慣 ― まだほんの子供にすぎないお前に、お父さんはなんということをしてきたのだろう!決してお前を愛していないわけではない。お父さんは、まだ年端もゆかないお前に、無理な事を期待しすぎていたのだ。お前を大人と同列に考えていたのだ。

お前の中には、善良な、立派な、真実のものがいっぱいある。お前の優しい心根は、ちょうど、山の向こうから広がってくるあけぼのを見るようだ。お前がこのお父さんに飛びつき、お休みの接吻をした時、そのことが、お父さんにはっきり分かった。他の事は問題ではない。お父さんは、お前に詫びたくて、こうしてひざまずいているのだ。

お父さんとしては、これが、お前に対するせめてもの償いだ。昼間こういうことを話しても、お前には分かるまい。だが、明日からは、きっと、よいお父さんになってみせる。お前と仲良しになって、一緒に喜んだり悲しんだりしよう。小言を言いたくなったら舌をかもう。そして、お前がまだ子供だということを常に忘れないようにしよう。

お父さんはお前を一人前の人間と見なしていたようだ。こうして、あどけない寝顔を見ていると、やはりお前はまだ赤ちゃんだ。昨日も、お母さんに抱っこされて、肩にもたれかかっていたではないか。お父さんは注文が多すぎたのだ。





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Last updated  2006.10.09 02:58:43
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