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カテゴリ:ミッション・ステートメント
「心に太陽を持て」 心に太陽を持て。 あらしが ふこうと、 ふぶきが こようと、 天には黒くも、 地には争いが絶えなかろうと、 いつも、心に太陽を持て。 くちびるに歌を持て、 軽く、ほがらかに。 自分のつとめ、 自分のくらしに、 よしや苦労が絶えなかろうと、 いつも、くちびるに歌を持て。 苦しんでいる人、 なやんでいる人には、 こう、はげましてやろう。 「勇気を失うな。 くちびるに歌を持て。 心に太陽を持て。 ---フライシュレンによる--- 編訳:山本有三 1935年、新潮社刊の「国民小国文庫」第1回配本として同年に刊行されたもの。 ドイツの詩人ツェザール・フライシュレンの詩を山本有三が翻訳したものだが、 原詩とは違い、山本有三の加筆が相当あるために「・・による」という表現にしたようだ。 世界中から感動的な話を集めた逸話集。 今でいうなら島田紳助のTV番組「深イイ話」と同様の企画なのだろう。 周りの環境・状況がどんなに悪かろうと朗らかにいよう! どんなに苦難にあっても歌うほがらかさを忘れるな! 心に太陽を 唇に歌を 他人に励ます言葉を とても深いことを簡単なわかりやすい言葉で力強く表現してくれていて心に響いてくる! 現在の日本の状況。 バブル崩壊からリーマンショック、最近の円高などの経済状況。 自民党が延々と先延ばしし無責任に50年を過ごしてきた末、期待された民主党の無残な政治。 虐待や親族の殺人などいたたまれない事件の数々。 世紀末はとうに過ぎたはずが、まさに世も末の事態の中で生きる私たちの為に 作られたような詩と感じるのは私だけだろうか。 心に太陽を持て。 あらしが ふこうと、 ふぶきが こようと、 天には黒くも、 地には争いが絶えなかろうと、 いつも、心に太陽を持て。 心に太陽を!明るく行きましょう! ちなみに初版本は文語体であり、若干違う部分もある。下記しておく。 心に太陽を持て 嵐が吹かうが、雪が降らうが、 天には雲 地には争ひが絶えなからうが 心に太陽を持て さうすりゃ何が来ようと平気じゃないか どんな暗い日だって それが明るくしてくれる 唇に歌を持て ほがらかな調子で 日々の苦労に よし心配が絶えなくても 唇に歌を持て さうすりゃ何が来ようと平気じゃないか どんな寂しい日だって それが元気にしてくれる 他人のためにも言葉を持て なやみ、苦しんでいる他人のためにも さうして何でこんなに朗らかで いられるのか それをかう話してやるのだ 唇に歌を持て 勇気を失ふな 心に太陽を持て さうすりゃ何だって ふっ飛んでしまふ 心に太陽を持て改版 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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