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おもしろき こともなき世を おもしろく 

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kenkenppa

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2010.09.03
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カテゴリ:名言・名文
 
 Over the Western sea hither from Niphon come,
 Courteous, the swart-cheek'd two-sworded envoys,
 Leaning back in their open barouches, bare-headed, impassive,
 Ride to-day through Manhattan.

  -from the Leaves of Grass by Walt Whitman



 西の海を越えて遙か日本から渡米した、頬が日焼けし、刀を二本たば
 さんだ礼儀正しい使節たち、無蓋の馬車に身をゆだね、無帽のまま、
 動ずることなく、きょうマンハッタン街路をゆく……



  <志村史夫『いま「武士道」を読む』(丸善ライブラリー)より>




激動の幕末。大政奉還(慶応3年 1867年)の7年前の1860年。
安政の大獄の原因となった日米修好条約の批准書交換のために
江戸幕府は「遺米使節団」(The Japanese Embassy of 1860)を派遣した。
ブロードウェイはこの未知の国から来た使節団をを一目見ようとする市民たちで、
黒山の人だかりだった。
欧米列国が帝国主義で植民地を競っていた時代。
おそらくは東の果てからきた野蛮人を見世物を見るような好奇の目で見ていたのだろう。

紋付き袴の正装で腰には大小の日本刀。
ちょんまげを結った姿は確かに奇異に映ったかもしれない。
しかしその立ち居振る舞いや礼儀正しさは気品に溢れ
ニューヨークの市民は圧倒されたようだ。


ウォルト・ホイットマン(Walt Whitman, 1819-1892) が、その様子を詩にしたものが
「ニューヨーク・タイムズ」に「使命を帯びた者たち」 (The Errand-Bearers)との題
で掲載。その後改編され代表的な詩集である『草の葉』(Leaves of Grass, 1871)
の中に「ブロードウェーの華麗な行列 」(A Broadway Pageant)と題し収録。

日本人をブラフマ神の民族と呼び、オリエントそのものとようやく会えたと
手放しの賞賛を謳っている。神々しさまで感じたのかも知れない。



幕末ものでは倒幕の志士達や、新撰組が主人公になることが多い。
そうすると、幕府のお偉方というのは武士というより官僚であり、
偉そうにはするが、あたふたと頼りないお役人として描かれるイメージが強い。


ところがギッチョン!


彼らはサムライだった。



心中は度肝を抜かれていたに違いない。
黒船ばかりか、汽車が走り、見るもの全てが驚きで戦争なんかしたら殲滅される。
機械や科学技術では圧倒的な力の差を見せ付けられても、
江戸時代300年で培った教養や文化で見事に使命を果たす。



私達現代の日本人は彼らを誇りに思い、そして反省しなければいけない!
今の日本人にこんな賛辞はありえないだろう・・・・



こんなサムライになりたい!



蛇足

冒頭の訳・・・無帽じゃなくてちょんまげだと思うんだけどなw
裸の頭でしょう?絶対ちょんまげ!笑
剃り上げた頭で・・・とか

Morikawa 氏の読書紹介

「ブロードウェイ通りのページェント」参考にさせて貰ったサイト


2節目だけご参考に
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素晴らしい顔したマンハッタン!
同胞たるアメリカ人達よ!我らにようやくして東洋〔オリエント〕が訪れた。
我らに。我らの都市に。
頂の高い、我らが大理石や鉄の美女たちが、左右にのきならぶ
その狭間を歩みゆくために、
我らの地球の反対側に棲まうかれらは、今日やってきた。
《発祥の女神〔オリジナトレス〕》は来たり。
言語の揺りかご、詩歌の恩寵者、古の民族
血色の紅潮した、思慮深い、夢想に耽った、情熱で熱くなった、
香を焚きこませた、幅広のたなびく衣装をした、
日灼けた顔で、精神を集中させた、眼光爛々とした
ブラフマ神の民族が来る。
ご覧あれ、我が カンタービレを!
これらや、さらにもっとあれこれのものが、
行列から我らのほうに向かって、きら光りしている。

姿をかえながら動きつつ、神聖なる万華鏡のように、
それは我らの目前で、変貌しつつ動いている。
使節たちや、同じ島国の日灼けた日本人たちのみのためならず、
軽やかに、音すら立てずにヒンズー教徒が現れる。
アジア大陸そのものが現れる。過去が、死者たちが、
どんよりとした不可思議な《夜朝》、不可解なる寓話
包まれた神秘、太古の知られざる《巣蜂》、
北方の地、灼熱の南部、アッシリアの東部、ヘブライ民族、古代のなかの古代
広大な閑散とした都市、滑りゆく現在、これらすべてや、さらに
もっとほかのものが、このページェントの行列にはある。
地理や世界がそこにはある。
海洋と、列島と、ポリネシア、そして 向こう側の沿岸
君がこれから面と向かう沿岸-君、《自由〔リベルタード〕》よ!
君の西欧の金色の海岸から、
そこの国々が、その人口をたずさえて、何百人もがこぞって
興味津々にやってきている。
人であふれかえる市場、偶像をおさめた寺院が
道沿いや、終点に仏僧〔ボンズ〕、バラモン僧、ラマ僧
清朝の官吏〔マンダリン〕、農夫、商人、機械工、漁師、
歌い手の娘や、踊り手の娘や、歓喜の絶頂の人々や、隠棲の天皇や、
孔子そのひとや、偉大なる詩人たち、英雄たちや、武人や、
カースト制度の各階級すべてが編隊をくみ、四方から、アルタイ山脈から、
チベットから、中国の曲がりくねった、長距離を流れる四大河から、
南方の半島や、亜大陸的な島々から、マレーシアから、
これらや、これらに属するすべてのもの、明らかなものが私の前に
見世物としてつき出され、私によって捉えられ、
私もこれらに捉えられ、親しく捕まえられ、
かれらがまるで皆ここにいるようであるような、そんなときまで、そして
私は、彼らのために、そして貴公らのために、《自由〔リベルタード〕》!を唱える。





 
ウォルト・ホイットマンの世界





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Last updated  2010.09.04 18:05:35
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