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カテゴリ:ミッション・ステートメント
九徳 寛而栗 柔而立 愿而恭 乱而敬 擾而毅 直而温 簡而廉 剛而塞 彊而義 彰厥有常 吉哉 書経 皋陶謨 寛(ゆる)やかにして栗(おごそ)か、柔らかにして立ち、愿(つつ)しんで恭しみ、 乱(おさ)まりて敬しみ、擾(したが)いて毅く、直くして温かく、 簡(さか)んにして廉(いさぎよ)く、剛くして塞(み)ち、彊くして義(ただ)しく、 厥(そ)の常有るを彰らかにす、吉(よ)きかなと。 寛大だが不正は断じて許さず、柔和だが為すべきことは必ず成し遂げ、真面目だが丁寧で、 事を治める力があるが慎み深く、柔順だが強い意志をもち、率直だが温和で、 おおまかだがしっかりしており、剛毅だが内も充実して、強勇だが正しき道を行く人 であってください。 寛にして栗(りつ)。(寛而栗) ・・・・寛容にして一点の厳しさを持て。 逆の意味を考えていくと、こうであってはいけないという姿が浮かび上がってくる。 こせこせうるさいくせに、しまりがない。とげとげしいくせに、事の処理ができない。 不真面目なくせに尊大で、つっけんどん。事を治める能力がなく、態度だけは大きい。 粗暴なくせに、気が弱い。素直にものを言わないくせに、内心は冷酷。 何もかも干渉するくせに、全体がつかめない。見たところ弱々しく、うちも空っぽ。 気が小さく、こそこそ悪事を働く。 書経(しょきょう)または尚書(しょうしょ)は、政治史・政教を記した中国最古の歴史書。堯舜から夏・殷・周の帝王の言行録を整理した演説集である。 儒教の経書の中で特に重要とされる四書五経。五経の一つ。 我国の古事記と同様に神話の世界。 ちなみに 史記 五帝本紀第一(舜帝(しゅんてい))にも「寛にして栗」がある。 直而温、寛而栗、剛而毋虐、簡而毋傲。 直(ちょく)にしてしかも温、寛にしてしかも栗(りつ)、剛にしてしかも虐(ぎゃく)するなく、簡にしてしかも傲(おご)るなかれ。 また札幌にある私立高校、札幌創成高等学校の校訓が「寛而栗 直而和 恵而信」 と少し似ている。 調べていて知っただけで、私自身は創成高校とは縁もゆかりもないが、地元の高校でもあり、 載せておいた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.10.13 00:48:27
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