1532574 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

おもしろき こともなき世を おもしろく 

おもしろき こともなき世を おもしろく 

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

kenkenppa

kenkenppa

Category

Archives

2024.11
2024.10
2024.09
2024.08
2024.07
2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02

Calendar

Freepage List

北海道非凡塾


2005 堀井学氏 2/25


カカトコリ氏 ’05.4.23


非凡会・武沢信行氏 5.20


中松幹事 ’05.06.18


安田雅人氏 ’05.07.09


大・交・流・会! 08.11


堀井学氏Part2 09.29


望月俊孝氏(読書) 10.15


石川副塾長 ’05.11.16


非凡会・武沢信行氏12.02


2006 高萩徳宗氏 1/31


大・交・流・会!2/21


市川善彦氏 3/16


二神敏郎氏 4/13


佐藤等氏 5/19


西谷常春氏 6/23


マツダミヒロ氏 7/27


大・交・流・会! 8/25


幹事例会 9/?


小山田剛氏 10/19


中松知真幹事 11/17


非凡会・武沢信行氏 12/1


2007 新年会! 1/12


内藤氏&民部田氏 2/14


飯田史彦氏(読書) 3/21


遠藤美紀氏 4/20


竹田陽一氏 5/28


吉田麻子氏 6/25


非凡会・武沢信行氏 7/13


田中省三氏 8/24


交流会 9/28


武藤英生氏 10/26


遠藤友彦氏 11/26


望年会 12/20


2008 西谷常春氏 1/23


植松努氏 2/15


川根順史氏 3/21


北海道非凡塾 塾長の独り言


北海道非凡塾の今後


北海道非凡塾の塾長


セカンドシーズン出足好調


夢への挑戦


第二期 無事スタート


総会&カカトコリさん


例会


塾生の方々の頑張り


五十音順 索引


五十音順


あ行 あ






か行 か






さ行 さ






た行 た






な行 な






は行 は






ま行 ま






や行 や




ら行  ら






わ行 わ


作者不詳


書物・その他


映画


Favorite Blog

財布で経済観念がわ… New! よびりん♪   さん

「超短期バイトにつ… LD菊池さん

ウキウキマーケティ… ウキウキホリウチマン−お客づくり大学さん
OVER COME 俺様no1さん
こころりんく こころのりんくさん

Comments

山本有四@ Re:心に太陽を持て(09/01) 「国民小国文庫」? 「日本少国民文庫」と…
ココナッツミルク@ Re:つらいことが多いのは 感謝をしないからだ(09/02) おばぁちゃんが私の成人式の時に、この言…
しいえもん@ Re:丸くとも 一角あれや 人心 あまりに丸きは 転びやすきに(08/23) 円くとも 一角あれよ 人心 あまり円きは…
2010.10.19
XML
カテゴリ:名言・名文
 
 「垓下歌」

力拔山兮氣蓋世
時不利兮騅不逝
騅不逝兮可?何
虞兮虞兮?若何


力は山を抜き、気は世を蓋う。
時、利あらず、騅、逝かず。
騅の逝かざるを奈何にす可き。
虞や、虞や、若を奈何んせん。


 項羽 「史記」(司馬遷)

※騅は項羽の愛馬。虞は項羽の愛人、虞美人。



一昨日(2010.10.17)の孫文に関するおまけで載せた詩でしたが、
そのままおまけのみだと勿体ないので改めて・・・


超意訳
我が力は山をも抜き去り(突き破り)、我が気迫は天下を包み隠すほどだった。
しかし、時が味方せず、愛馬の騅(すい)も進もうとしない。
騅が進もうとしないのはどうしたことか。
虞よ、虞よ、お前を残して行くのは心残りだ。どうしたものか。


中国の歴史書「史記」にある項羽と劉邦の戦いの最終局面、
項羽は回りを漢兵に囲まれ絶体絶命。
すると回りの漢兵から自分の故郷の楚の歌が聞こえてきた。
これは自分の配下であった楚の兵までも皆、漢に下って自分達を取り囲んでいる。
万事休した状況。いわゆる「四面楚歌」の場面で項羽が歌う詩。



四字熟語「抜山蓋世」(ばつざんがいせい)の元になった漢詩。
勢いが非常に強く、自信に満ち気力の雄大なさま。勇壮な気質のたとえ。
意気盛んなこと。英雄の気概をいう。「山を抜き世を蓋(おお)う」とも読む。
類義語:抜山倒海 / 気宇広大 / 気宇壮大 / 大胆奔放




他の武将が一緒になり束になって当たってもかなわないほど強かった、
万騎不当(万夫不当?)の豪傑、項羽にしては寂しい最後だった。
最後の最後に天下を取れなかった悔しさよりも虞美人のことを気に掛け、
連れて行くわけにはいかないのに未練たらたら。
項羽って本当に我侭なお坊ちゃんで人間臭い人だったんだと分かる。
が、流石、項羽。
自分の有様をこうも雄大に詠うとは・・・
私も自分の事をでっかく冗談をいうことがあるし、回りにもそういう知人は多い。
でもこの人は本気!すごい。爆


ま、実際そんだけ凄かったんだろうけど、
結局は自分中心になって他に人材がいなくなり追い詰められちゃった。
誰も適う人がいない凄腕の営業マン社長あたりは気をつけたほうがいいかも。笑



『史記』等の史書ではその後の虞美人について一切記述されていない。
その後どころか垓下以外では記述がない。
小説によると、項羽は美しい女性であり殺される事はないと諭して、
虞美人を死地には連れて行こうとしない。
虞姫は項羽の足手まといにならないために、
又、自分だけ助かったとしても二夫に交わる事はできないと自害している。
その際に下記の歌を残し、返歌としたという。



漢兵己略地
四方楚歌声
大王意気尽
賤妾何聊生



漢兵すでに地を略し、四方に楚の歌声す。
大王の意気尽きたれば、賤妾(せんしょう)なんぞ生をやすんぜん


超意訳
漢の兵士は既に大地(楚の領土)を攻略した。
四方から楚の国の歌が聞こえてくる。
大王(項羽)さまの溢れる気概が無くなれば、
この賤しい身分の私はなんで生きていけましょう。



この自殺についても、女性の貞節が口うるさく言われるようになった北宋時代から
そのような話が出てくるようになったといわれ。
歌も後世の創作とする意見の方が多いようだ。

ただ、自害して果てた虞美人の墓の傍らに、一輪の花が咲き、
虞美人の死を憐れんでその花・ヒナゲシに「虞美人草」という異名がつけられたそうな。


ちゃんちゃん




抜山蓋世の気概を持って生きたいものです。




  





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.10.22 23:41:44
コメント(0) | コメントを書く
[名言・名文] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X