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2010.10.27
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カテゴリ:応援歌・激励
 
Let It Be      (The Beatles)


When I find myself in times of trouble
Mother Mary comes to me
Speaking words of wisdom
Let it be

And in my hour of darkness
She is standing right in front of me
Speaking words of wisdom
Let it be

Let it be, let it be
Let it be, let it be
Whisper words of wisdom
Let it be


 ~ omit the rest ~


Jhon W. Lennon & Paul J. McCartney



苦難のときには
聖母マリアが僕のもとに現われ
知恵ある言葉をかけてくださる
あるがままに

暗黒の闇の中で
あの方が僕の前に立ち
知恵ある言葉をかけてくださる
あるがままに

何事もあるがままに
無理に変えようとしてはいけない
知恵ある言葉をつぶやいてごらん
あるがままに

 ~ 後略 ~


作詞・作曲  ジョン・レノン&ポール・マッカートニー



先日の「To be or not to be」でこのbeと同じだと思い出した歌。
言わずと知れたビートルズの名曲。
タイトルの「Let it be」を直訳すると「あるがままに」とか、「構わないでおいて」
という風になる。
曲の感じは好きだし、あるがままの自分でいいんだよという励ましの歌という
イメージしかなかったので、ここで取り上げるのもいいかと思い書き始めたのだが、
どうもそう単純ではないらしい。
(載せておいてなんだが、先に載せた訳文、かなりの意訳。原文と全然違うね)



いきなりMother Mary(聖母マリア)が出てきてビックリした。
聴いてはいても英語が苦手なもので歌詞まで聞き取れていなかった。
知らなかった。(;^_^A アセアセ・・・



Wikipediaによると

ポール自身、1969年のゲット・バック・セッションでビートルズが分裂状態になりつつある
のを悲観していた頃、亡き母メアリー・マッカートニー(Mary McCartney)が降りてきて
「あるがままを あるがままに (全てを)受け入れるのです」と囁いた。
そのことにインスピレイションを受けて書いた。とインタビューに答えている。

とのことだ。


そうすると、聖母マリアじゃなく、(ポールの)マリアお母さん、という事になる。



超意訳

困難にぶつかった時には
マリアお母さんが僕のもとに現われ
知恵ある言葉を掛けてくれる
あるがままに

暗黒の闇の中で
彼女が僕の前に立ち
知恵ある言葉を掛けてくれる
あるがままに

あるがままに あるがままに
あるがままに あるがままに
知恵ある言葉を囁いてごらん
あるがままに

 ~ 後略 ~


こんな感じかな?



でも??


日本人で無宗教の私でさえMother Maryと言われれば聖母マリアを想像する。
ましてや、イギリスなどキリスト教国でどう思われるかをポールが考えない訳が
ないような気がするのだが・・・・・。
ポール自身が答えていることなのだから、インスピレーションはお母さんからなの
だろう。
だったとしても、聖母を意識してないとはどうしても考えにくい。
2重構造というか、掛詞なんじゃないの?
と調べてみたらありました。


あるブログに詳しく載っていた。


それによると

---概略-----------------------------------------------------

天使に神の子を妊娠していると告げられる場面で、
マリアは天使に「お言葉どおりこの身になりますように」と答えいる。
(ルカによる福音書第1章38節)

この部分を英語の聖書(New Revised Standard Version )でみると、

"let it be with me according to your word."


この場合の「レット・イット・ビー」とは「あなたの言葉どおりに私に成りますように」
つまり、「神様のご意志を私は受け入れます」という意味であり、
「イット(それ)」は神の意思。「なるがままにしなさい」とはかなり違う。

-------------------------------------------------------------

聖書で"let it be." が出てくるとは・・・
その意味は「神のご意思のままに」ということだ。

そして「宗教というものは文化でもある一面を持ちます。」とも。
確かにその通り!Wikipediaよりも納得!やっぱりそうだろうな。

イスラム教の「インシャラー」(アラブ語で、「何もかも神の意のままに」)と同じ。



想像してたイメージとはだいぶ違ってくる。




超意訳

苦難のときには
聖母マリアが僕のもとに現われ
知恵ある言葉をかけてくださる
神のご意思のままに

暗黒の闇の中で
あの方が僕の前に立ち
知恵ある言葉をかけてくださる
神のご意思のままに

神のご意思のままに ご意思のままに
神のご意思のままに ご意思のままに
知恵ある言葉を囁いてごらん
神のご意思のままに

 ~ 後略 ~



あらら、随分宗教くさくなってしまった。
元気が出る言葉を紹介したいという趣旨にあってるのかな?
励ましの歌になる?




でも、この歌のように信じることができたら、すごく強くなれるのかも?! ??





なんて・・・
私はこれからこの歌を聴くにしても、音の響きを楽しむだけでしょうがね。笑



天は自ら助くる者を助く」(マックス・ウェーバー:社会経済学者)
という言葉がある。
「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」という名著
(らしい。私は読んでいないので知らない・・・汗)
を残している。この中で述べた言葉かどうかも分からない。

でもタイトルからしてキリスト教でしょ!
確かなのは、キリスト教的に言っても「神の意のまま」というのは「努力もしないで」
ということではないということ。



困難に遭った時、目前の問題に振り回され、無理やり解決を図ろうとして、
かえって泥沼化してしまうことがある。
こういったときには、神の意かどうかは別にしても、あるがままに受け入れる事が
必要になるだろう!(Let it be)


しかし、何から何まで神様の意思だと盲目的に受容していては進歩がない。



ん、自分で紹介しようとした言葉に反論してる。笑
混乱してますね。
うーー~ん、うまく言えない。



時には「あるがままに、すべてを受け入れる」ことが必要だ。ということですね!
 


無理やりだぁー!
マックス・ウェーバーまで出して、知らない。読んだ事ない。・・・
寡聞浅学を露呈してしまいましたね。(;^_^A アセアセ・・・




     
 





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Last updated  2010.10.27 21:28:59
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