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カテゴリ:ミッション・ステートメント
何よりも次の二つの真理を記憶せよ。 まず第一に、 外界は君の魂に触れることはできず、常に揺るぎ無く外部に立つものであるから、 君の内面の平和は君の想像からのみ生じるということ、 そして第二に、 君がいま目の前に見ているものは、たちまち変化してもはや存在しなくなるということだ。 実際、君はこれまで、いかに多くの変化の目撃者であったことか! 世界とは永遠の変移であり、人生とは迷妄である。 マルクス・アウレリウス マルクス・アウレリウス・アントニヌス(Marcus Aurelius Antoninus) 第16代ローマ皇帝。五賢帝最後の1人。ストア派哲学に精通。「哲人皇帝」と称された。 唯一の著作として伝存する書物は『自省録』。 『自省録』 公にする為ではなく、自分自身へ向けた自問自答の書。 諸行無常、生の儚さを基調とし、そうであるならば名声や富に執着せず、あらゆることに心乱されず、常に「死」を意識して生きることが大切。行動は世界市民として適切であるべき。 などストア派的な倫理の書。 表題の言葉もそのような考えがあらわされている。 内面の平和とは幸福についてだろう。そう思える心がある人が幸福を感じる事ができる。 次は、世界は諸行無常だという。日本人には受け入れ易い考え方。 外界は君の魂に触れることはできない。 内面の平和は想像からのみ生ずる。 かっこいい表現。 外部の環境その他の要因は心に触れる事はできない、内面の安らぎは考え方次第っていうこと。 魂は自分自身の心の持ちようでしか変わらない! 外部にどんな強力なものが待ち構えていようとも触れることさえできない。 であるなら・・・・なんとなく安心! 笑 似たようなのに 君がなにか外的の理由で苦しむとすれば、 君を悩ますのはそのこと自体ではなくて、 それに関する君の判断なのだ。 何かが起こって落ち込んだら、痛みの原因はその起こった事ではなく、 それにかけていた期待である。 そしてこの期待は、いつでも自分で取り消せる。 自分自身に向けて、内省のために書いてるので繰り返し同じ事が出てくる事も多い。 皇帝様も落ち込み、心痛む事が多かったようだ。 彼の統治時代ローマ帝国は災難の連続だった。 疫病の流行、度重なる外的の浸入。治世の半分は出征していたほど。 その中で、彼はこう叫ぶ。 『なんて私は運が悪いんだろう、こんな目にあうとは!』 否、その反対だ、むしろ 『なんて私は運がいいのだろう。なぜならばこんなことに出会っても、 私はなお悲しみもせず、現在におしつぶされもせず、未来を恐れもしていない』 である 人生の困難を不運とみるか幸運とみるか、捉え方次第。 ポジティブシンキングは遙かローマにもあった。 他にも われわれの人生とは、われわれの思考が作りあげるものに他ならない これなんて、ナポレオン・ヒルさんと同じ。 ナポレオン・ヒルさんがこの台詞を知ってたかどうかは知らないが、 その通りだ! 物事は考え方・捉え方次第! 思考が大事! 幸せを捜し求めるばかりではなく、身近な幸せを感じ取りましょう! PS 自然に前向きに思えるようになる事はいいことだ。 が、こう思わねばならない!という痛々しい人もみかける。 そういう人はあんまり無理はしなくていいんじゃない。 余りにも、「でなきゃいけない、・・でもできない」 という強迫観念が強いと逆の暗示になってしまっている事もある。 力まず、自然に行きましょう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.11.21 14:02:19
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