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カテゴリ:名言・名文
竹にフシがなければ、ズンベラボーで、とりとめがなくて、 風雪に耐えるあの強さも生まれてこないであろう。 竹にはやはりフシがいるのである。 同様に、流れる歳月にもやはりフシがいる。 とりとめもなく過ぎていきがちな日々である。 せめて年に一回はフシをつくって、身辺を整理し、長い人生に耐える力を養いたい。 そういう意味では、お正月は意義深くて、おめでたくて、心もあらたまる。 常日ごろ考えられないことも考えたい。無沙汰のお詫びもしてみたい。 そして、新たな勇気と希望も生み出したい。 すがすがしくて、さわやかで、お正月はいいものである。 松下幸之助『松下幸之助 一日一話』 松下幸之助 (1894年〈明治27年〉11月27日 - 1989年〈平成元年〉4月27日) 日本の実業家。パナソニック(旧社名:松下電器産業)を一代で築き上げた日本屈指の経営者。 経営の神様とも称されている。 この一日一話はパナソニックのサイトでも読むことができる。 ここではその日の言葉しかないが、全部が読見たい人はこちらビジネスコラムネットで・・・ この言葉は元旦の言葉として載っている。 飾らない言葉だから、分かり易くて、そのくせすごく深い。 おめでたいし、心あらたまるのは毎年そうなんだが、意義深いかというとどうも自信がない。 光陰矢のごとしといわれるようにあっという間に月日が過ぎ去っていく。 だからこそ、節目節目で区切って考える事が大事になってくる。 とりとめもなく過ぎていきがちな日々である。 せめて年に一回はフシをつくって、身辺を整理し、長い人生に耐える力を養いたい。 ホントそうだと思う。今年はそんな力を養いたい。養おう!笑 ちなみに「光陰矢のごとし」は李益(中国・唐の詩人)の詩が出典のようだ。 光陰如箭 日月如梭 「遊子吟」 「箭」は「矢」の同意。 「梭」は「杼(ひ)」と同意で、織機に使う横糸を通すための舟形をした道具のこと。 「日月如梭」は、機織のさいの「杼(ひ)」のように、時間が素早く動く(過ぎ去る)の例え。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.01.02 13:10:03
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