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おもしろき こともなき世を おもしろく 

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2011.01.15
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立志尚特異
俗流與議難
不思身後業
且偸目前安
百年一瞬耳
君子勿素餐



志を立てるためには人と異なることを恐れてはならない
世俗の意見に惑わされてもいけない
死んだ後の業苦を思い煩うな
目先の安楽は一時しのぎと知れ
百年の時は一瞬にすぎない
君たちはどうかいたずらに時を過ごすことなかれ



吉田松陰



吉田松陰(1830年 - 1859年)
江戸時代末期の思想家。 長州藩士、教育者、兵学者。
明治維新の事実上の精神的指導者・理論者。
私塾松下村塾を主宰し、幕末維新の指導者となる人材を多く育てる。
門人は「村塾の双璧」と称された高杉晋作・久坂玄瑞(「識の高杉、才の久坂」)を始め、
まさに綺羅星のごとく錚々たる顔ぶれだった。
(高杉・久坂に吉田稔麿・入江九一を加え「松門の四天王」と呼ぶ。)
末弟子に過ぎなかった伊藤博文が初代総理大臣なのだから、スゴイ。


言わずと知れた明治維新の立役者。
これから激動の時代が始まるという矢先に、29歳の若さでこの世を去ったのだから、
自身の至誠を貫き通したとはいえ、無念だっただろう・・・。



二句ずつが対になっているようだ。
先ず
人と異なることを恐れてはならない
世俗の意見惑わされてもいけない
 

と、志を立てるときに障害となり注意すべきものをあげている。

私はいかに目立つかを考え、出来るだけ他人と同じでは嫌だった記憶があるが、
今の子供達を見ていると他者と同一で居たがる傾向が強いように思う。
少しでもみんなと違う、浮いているといじめの標的になるというリスクを感じての事
かも知れない。
そもそも同一の人間なんて存在するわけがないのだが・・・。
他者と自分との違いを理解し、相手を認める事が必要なのに、
違いを見つけては攻撃し、攻撃されないように同一の振りをするなんて馬鹿げてる。

・・・と、また微妙に脱線しかけてるので修正。


目的を達成しようとしたら、他の人と違う事をしなければいけないときもある。
そんな事やってと馬鹿にされる事もあるかもしれない。
また、親や友人は(親切心からまた心配するあまり)そんな事無理だと否定してくる。
そのような言葉に惑わされるようでは志は達成できない。
惑わされるようならはじめから本当に覚悟があったとはいえない。



死んだ後の業苦を思い煩うな
目先の安楽は一時しのぎと知れ
 

志を立ててる人が地獄の業苦を心配する事はないだろうが、この極端な対比も面白い。
あまりに先の心配をしても仕方ないし、目先ばかりでもダメだ。ということかな。



百年の時は一瞬にすぎない
いたずらに時を過ごすことなかれ



最後の二句で時間の大切さを説いている。



いい言葉だ。
成人式とちょっとずれてしまったが、新成人に贈りたい言葉。


まだまだおじさんだって負けてらんないから、
私もこの言葉を噛締めていくけどね・・・笑



安政六年、萩野山獄に幽閉されていた松陰は「安政の大獄」により江戸に召喚された。
その際、門人一同に決別の辞を示している。

至誠而不動者未之有也(吉田松陰).jpg

至誠にして動かされざる者未だこれあらざる也。
吾学問二十年、齢亦而立、然れどもいまだこの一語を解する能はず。
今茲に関佐の行、願わくば身を以てこれをためさんと。
すなはち死生の大事のごときは暫くこれを置かんと
 


超意訳
(孟子にある)「至誠而不動者未之有也」という言葉について、二十年の学問を積み、
年齢を重ねて生きてきたが、未だこの言葉を真に理解できたとは言えない。
今、江戸召喚に際し、自分の身をもってこの言葉を試そうと思う。
(取調べの場において、命を懸けて自分の至誠を貫き、その真心で幕府を動かすつもりだ。)
生死という普通は大事な事といわれるものであっても暫くはこれを度外視していく。


吉田松陰は純粋な人だったのだろう。


至誠而不動者未之有也 
これは孟子の離婁章句上(十二)にある「至誠而不動者、未之有也」 

超意訳
嘘偽りのない誠実なまごころを以って向かうなら、
心動かされない者はいまだかっていない。どんな者でも必ず心を動かすことが出来る。


署名の二十一回猛士の「二十一回」は、
幼時の名字の「杉」の字を「十」「八」「三」に分解し、
合計した数字が「二十一」となること、
および、「吉田」の「吉」を「十一口」、「田」を「十口」に分解でき、
これらを組み合わせると「二十一回」となることによりつけられている。



辞世の句

身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし大和魂 
『留魂録』(獄中にて門弟達に向けた遺書)

親思う 心にまさる親心 けふのおとずれ何ときくらん 
『永訣書』(家族宛の遺書)
 
 
 
至誠に殉じた松陰。
私も見習って至誠を持って生きて行きたいと思っている。

ただ自分の中だけに基準を求めるしかない至誠は、ある意味危ないということも認識すべき。
自分よがりの誠を突き詰めてもそれは手に負えないものとなる危険性がある。


この辺を、同じように考えている所を見つけたのでそちらもご紹介。
松陰の言葉の基となっている孟子の解説ページ。
「孟子を読む」 

一部抜粋引用
「(前略)
 自分の心の「至誠」さが正しいのかどうかが自分自身では検証できない。
 「至誠」さだけが基準として暴走すれば、
 「自分の心は表から見ても裏から見ても正しい(と自分で確信している)から、
 間違っている世の中の権力者に天誅を下すのは完全に正しい」という倫理に行き着くに
 決まっている。
 あるいは「自分の愛は純粋で正しい(と自分で思っている)から、
 片思いの人を誘拐して監禁するのは完全に正しい」という倫理が正当化されてしまうはずだ。
 事実テロリストやストーカーの倫理観はこのようなものだ。
 (後略)」
 

う~ん。確かに。
気をつけよう!自分自身を客観的に見る視点も必要だ。


 
   
 
 





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Last updated  2011.01.15 19:15:29
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