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テーマ:生き方・人生訓(162)
カテゴリ:処世術
Memento mori. 死を忘れるな(死を記憶せよ、死を想え) ラテン語の格言 地震の被災者の方々に心よりお見舞い申し上げます。 東北沖大地震は東北地方だけでなく、全国的な規模の大きな被害をもたらしている様子。 お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。 今は、一人でも多くの方が無事救出される事を祈るしかない。 この天変地異ともいえる大災害で思い出されたのがこの言葉。 以前同じラテン語の言葉 Carpe diem をご紹介した時にチラッと触れていた。 自然の力は凄まじい。車が、家が、そして街そのものまでが丸ごと流されてしまう。 普段、不景気だだの、金がない職がない、やれ浮気がどうの、などと悩んでいる事が 一瞬でたいした問題ではなくなってしまう。(本当か?汗) (私の周りの人たちの悩み。大病を抱えていたり大きな悩みはあるのだろうが) 人の一生の中で唯一確実な事は、みな必ず“死”が訪れることだ。とはよく言われる。 が人間はその事をまったく意識しないで生活し、これからも生きていくという前提の中で、 悩んだり苦しんだりしている。 今普通に生きている私たちは、明日もきっと生きるものだと錯覚しているだけだ。 明日、いや今日、今、なにがあるかわからない。 災害に遭われた方々に死なぞ当たり前の事だと言っているわけでは決してない。 心中察してあまりある。かける言葉も見つからない。 金や財産がどうでもいいとも思わない。 たとえ生命が無事であっても家や財産がなくなり明日からの生活の糧を失うことは大変な事だ。 そうではなく、誰にも保証された明日なんかない!ということ。 今、この瞬間を大事に、精一杯生きる。それしかないのではないか。 汝は不死なる神ではなく、死すべき人間であることを自覚せよ 「汝みずからを知れ」 (ギリシア語で「グノーティ・サウトン」、ラテン語で cognosce te ipsum.) の解釈としての言葉だが、今日のメメント・モリの意訳としてもおかしくない。 (『ギリシア・ローマ名言集』(柳沼 重剛著)) 日常の悩みはちっぽけなことの方が多い。 Memento mori. 死を忘れるな 死を想え 最後に少し脱線するが、この言葉を題名にした写真集がある。 20年も前に出版された古い写真集。藤原新也という方の本。 これも衝撃的なものなので機会があれば手にとって見て欲しい。 こちら藤原新也オフィシャルサイト -fujiwara shinya official site- でも一部見ることができる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.03.12 19:22:36
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