言葉の花束

最近、どうも食欲が無い。
はじめは「おお、痩せる！」と喜んでいたが
「眠れてますか？」
の質問に、いいえ・・・

「つるしちゃん、確かに風邪だけど、ＰＴＳＤ、知ってるよね」
「はい。心的外傷性ストレス症候群、でしたか」
「そう。さすが、心理学と歴史学を学んでいるだけあるね。
実は、今、多いんですよ。」
「？」
「この間、テレビが辛い。私は冷たいのだろうかと、悩んで電話をしてきたそうだね」
「はい」
「ＤＶＤのルパン三世見てる？WiiFitで運動してますか？」

「うん。（はい、といいなさい＾＾；）」

「映像だけでも、ずっと見ていたらつらいんですよ。確かに、
被災地の方々には申し訳ないけど
僕自身も、辛いなぁって。でも、ニュースは観ますが・・・
つるしちゃん、４月から新しい環境になったし、過去の経験などが・・・」
「あ、以前、炊き出しに」

「今は、ゆっくりして下さい。気分転換とか。この一ヶ月わりと頑張ってたでしょ。」
「うん。（先生にタメ口！）・・・あ、そうだ！」
「はい。（先生は丁寧語！）」

「先生は、ルパン、いい男だと思う？私、昔は次元派だったんだけど。
ルパンならね、
不二子ちゃんには勝てないだろうけど。

たとえば、ワイシャツとかアイロンかけてたら
『わ、わ、つ～るしちゃん！クリーニングに出しちゃえばいいのに！！』って
喜んでくれそう」

「そうだなぁ」
先生は、ふと天井をご覧になった。
そして、神妙な面持ちで口を開かれた。

「確かに、次元は、かっこええけど、









ムッツリやしなぁ」

また、病院で、つまらぬ会話をしてしまったｍ（＿＿）ｍ