言葉の花束

今日は、曽祖父の命日です。

最近、毎年忘れていたのに、今年に限ってスケジュール帳に。

しかし。。。なんと「台風？」「風邪？」
お墓参り行けないしどうしよう・・・

おや？こ、こ、
胡蝶蘭にカビがぁぁぁぁぁぁぁ！
鋏を火であぶり、（よいこの皆さん、夜の火遊びはおねしょのもとですよ＾＾）
まだ、しっかり咲いている花茎を貯金、じゃないチョキン！

「おじいちゃん、ごめんね。これで勘弁してね。
問題は母さんなんだよなぁ・・・怒るかな？」

お仏壇に手を合わせ
胡蝶蘭の鉢のミズゴケのカビの部分を除去。

「どうか、叱られませんように・・・」

普通、お経だろう、そこは！と、自分に突っ込みながらの深夜の作業も終わり。
運命の朝！
「お、おはよう、お母さん」
「あ、つるし、胡蝶蘭いいの？」
「う、うん。実はカビがね、その・・・」
「あらら。でも、綺麗ねぇ。おじいちゃんもおばあちゃんも喜んでるよ、きっと」

（よ、よかった！じいちゃん、ばあちゃん、ありがとう！）

「それで、胡蝶蘭の株はどうするの？」
「あ、素焼きの鉢が良いんだって。植え替えたほうが良いらしいし」
「じゃぁ、今日、100均で鉢を買って来てあげるわね」
（ラ、ラッキー）
「今日は、おじいちゃん、大喜び。お隣からすき焼き用の良いお肉頂いたの。
好きだったからね。天国で今ごろパーティーよ！」

「おお！ありがとう！お母さん！お隣さん！！」
「あはは。私は、つるしが、胡蝶蘭を
もっと早く枯らすと思っていたから」
「・・・家族全員？」
「もちろん！」

あ、やっぱり・・・