言葉の花束

例えば、今の、還暦の方に　赤いちゃんちゃんこをお贈りしても

今ひとつ、お似合いにならないように

例えば、今から、数十年後、
私が老人ホームに入ったとき、
みんな、どんな「ファッションをしているんだろう」

ハイカラな名前のおばあちゃんや
ハーフのおじいちゃんや

赤い服でも、ちゃんちゃんこよりスタイリッシュなネグリジェで
ルイ・ヴィトン特製カートで、食堂に来る特別室の方とか。

みんな、ネットで買い物したりするのかな。

それとも、そんな余裕ないかな。
国民年金の問題とか・・・

ただ、少しずつ記憶が戻ってきた、熱中症のときのこと。
市立芦屋病院に、黄色のグランドピアノがあって
最初は信じられなかったけど、みんなが、演奏を聴いていて・・・

まるで、大きなひまわりみたいなピアノ。
かわいい。気持ちが楽しくなるな。
何をする元気もなかったのに、「あのピアノ弾きたい！」と思ったのは

最近、音楽療法や、色彩が医療や福祉の現場に取り入れられ始めたという、
ありがたいこと。

今度は元気なときに、お礼に「黄色いピアノ」を弾かせてもらおう！
患者さんのリクエストに合わせて。
私も一緒に、たのしくうたおう！

あぁ、夢が、一つ！

だから、ご迷惑をおかけましたが

RFL芦屋のみなさん、病院の皆さん。

本当に、ありがとうございます。一生懸命、ピアノ、練習します。