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テーマ:今日聴いた音楽(75212)
カテゴリ:Soul Saturday
Soon As I Get Home / Faith Evans 私はデビュー当時から彼女が大好きだ。ファンキィなルックスに、甘くエレガントな声。そして多くの人を虜にする彼女の歌には、強く、儚く、熱情溢れる官能的なタレントが漂う。 ニュージャージー生まれの32歳。2歳の時教会デビューを果たし、ハイスクールでは学校のミュージカル・プロダクションで歌う。また、特待生だった彼女はフル・スカラシップでNYのフォーダム大学に入学。しかし1年で退学し、Contemporary R&Bの世界に入る為、ジャズやクラシカルのトレイニングに専念。その後すぐにメイジャーな仕事はなく、暫くバックアップ・シンガーとして活動、またMary J. Blige, Hi-Five, Pebbles, Usherなどに曲を書き、その才能を世に認めさせることになる。 94年にリリースされたMy Life / Mary J. BligeでプロデューサーSean "Puffy" Combsと出会い、彼のBad Boyレイベルとサイン、翌95年のデビュー・アルバムはプラティナムに輝く。同じ年、Bad Boyのアーティスト、Notorious B.I.G.と結婚、それからの2年は裏方に徹し、様々なアーティストに曲を提供し、1男をもうける。 しかし、彼等の関係は徐々に張り詰めていく。Faithが、Biggie(Notorious B.I.G.)のライヴァルであった2Pac(96年死去)と密通しているという噂が流れた為である。二人が別居して間もない97年3月、Biggieは2pacと同じシチュエイションで暗殺される。 彼の死を悼んでSean "Puffy" Combsと共にリリースした"I'll Be Missing You"はチャート・トップを獲得し、その年の、最もヒットした1曲に名を連ねた。 その後、今日も彼女が精力的な活動を続けていることは周知の事実である。レコード会社のエグゼキュティブと再婚。Bad Boyを去った後、"First Lady"の大ヒットで、Capitolからの再出発を見事に飾った。 イーストコーストとウェストコーストのラッパーによる激しい抗争の渦に巻き込まれた彼女であるが、その声は衰えることなく、また音楽のスタイルは健在。 時折憂いを見せる彼女。でも複雑な人生の歩みをその姿に感じさせることはない。思わず「かっこいいな」と呟いてしまう程、本当に素敵。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 17, 2005 12:01:57 AM
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