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テーマ:懐かしのTV番組(6741)
カテゴリ:Friday-Night Boom
Changes / David Bowie 'Monty Python's Flying Circus' と聞いて「イヒヒヒヒ」と思い出し笑いしてしまう人がいたら、私は迷わず右手を差し出す、こう言って。 "Hey, pal, you're my kind!" 私はどうやら風邪をひいたみたいだ。 せっかくの小春日和(それもオフ)を台無しにして、今日は家にクック(=夫)もいるのを良いことに、ほぼ1日MPFCを観ている。観て、お腹を抱えて大笑いしている。 そう、外に出て遊べない日は、家で思い切り笑うのだ。 まだコメディが何かも知らない頃に祖父とこの番組を観たことを、彼等のおかしなコステュームと、あの独特なアニメイションがかすかに残っていることから懐かしむ。丁度その頃、祖父とDavid Bowieのこの曲に合わせてウサギが跳ねるような幼稚なダンスをしたのも、モンティ・パイソンを観るたび思い出す。 15年程前までは、毎日1,2度だったか、アメリカのComedy Centralというネットワークで再放送していたのだが、10年前のニュー・イアー2日間の約48時間、一気に全エピソウドを放送したきり、殆ど見かけなくなった。でも運良くその時のビデオを持って来ているのだ。DVDも出ているが、当時のコマーシャルなども楽しみになっていて、私はビデオをHDDに移して観ている。 モンティ・パイソンは、1969年に結成されたイングランドのスケッチ・コメディ・グループで、この'Monty Python's Flying Circus'は、69年の10月から74年12月まで続いた、当時としては長寿の人気番組であった。 メンバーはいずれもインテリジェントで、グループの前身は、Cambridge Univ.のコメディ・クラブでGraham Chapman, John Cleeseがコンビを組んだもの。Eric Idleも同じCambridge Univ.の確か後輩。後の二人はOxford Univ.出身で、あとの一人はアメリカ人だが、やはりCambridgeで知り合っている。 彼等の笑いは、クウィーンの国にありながら、王室を蔑むような内容もあり、当時はかなりセンセイショナルに受け取られ、またその斬新さが国民にオオウケしたようだ。また、彼等のコメディには、「オチ」がない。普通コントというと、最後に爆笑、というパターンが当然と誰もが捉えるはずだけれど、タラタラと笑っているうちに、突然別のコントが始まったり、何の意味もないアニメイションが入ったりする。 正直言って品の悪いところもあるしこの上なく理不尽で、決してチャプリンのフィルムのような愛らしさも感じられない。けれど、面白いことのない日や風邪を引いた夜、肩が凝る程のストレスフルな午後などは、頭をリセットするのにこれ以上の薬はない。 メンバーの一人Graham Chapmanは、セレブリティで初めて自らのホモ・セクシュアリティを暴露したことでも有名で、長年のパートナーだった男性と結婚し、子供も持ったはずである。89年に逝去している。他のメンバーは健在で、ハリウッドなどで今も活躍している。 因みに私のfavoritesは・・・・ メニューにスパム(缶に入ったポーク・ハム)料理しかないレストラントのエピソード、ロビン・フッドを真似るように貧しい人達を助けようと奔走するが、あげるものがルピナス(という名のお花)ばかりで最後に嫌がられるデニース・ムーア、何十年も続くハイド・アンド・シークなどなど、など。 そう言えば、今ブロードウェイでは、モンティ・パイソンの'Spamalot'が上演されており、初日には、著者で元メンバーのエリック・アイドルもシアターを訪れたようだ。 私のクックは1日の家事を終え、ようやく落ち着いた様子。 これから美味しいドリンクでも作って労をねぎらい、続きを観よう。お腹がよじれる程笑ったら、夜が明けるまでにウエストがちょっと、締まるかも知れない? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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