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DJ Kennedy/life is damn groovy

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February 2, 2006
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カテゴリ:Homesick

When Will I See You Again / The Three Degrees


今日、アメリカは「春を占う日」なのである。

毎年この日の東部時間早朝(だいたい7時頃)に、ペンシルヴェニア州パンクサトウニィという町で、春の訪れが予言される。

”グラウンドホグ・デイ”

グラウンドホグ(別名ウッドチャック、マーモットとも言う)は、のんきで愛らしいルックスの、リスの仲間で、ニューヨークの私の家の庭にも、春から秋にかけて、夕方などよく、リスやうさぎなどと共に遊びに来る。

さて。イベントはこうである。

冬眠から覚めた(と言ってもイベントの主役は、暖房つきの、小高い丘をイメイジして作られた小屋の中で待機している)グラウンドホグ。歴代のグラウンドホグは、フィルと名付けられている。

今日が晴れで、フィルがもし、自分の影を見つめたら、春はまだ6週間先(冬が長く続くという意味)である。

今日が曇りで彼が自分の影を見ることができなかったら、春はすぐにやって来るだろう。

アメリカでは、19世紀ペンシルヴェニアに移り住んだドイツからの移民たちによって冬のフェスティバルで行われるメイン・イベントとして今も愛されているが、もともとはドイツのキャンドルマスという年中行事が伝わったものとされる。ドイツでは、フィルはグラウンドホグでなくハリネズミなのだそうだ。

ただこの愛すべきイベント、予言的中率は1887年のイベント開始以来、39%と、思わずクスッと笑いが込み上げる結果となっている。

季節の移り変わりを自然に任せられない強引な人間達に、かわいそうなフィルはきっと、眠い目をこすりながらこうつぶやいているんじゃないかしら。

「まだまだ寝かせてよ。春はお日様が連れて来てくれるんだから」

groundhog

のんびりと夫の入れてくれたアイリッシュ・コーヒーなど飲みながらこのコラムを作っていたら、悲しいかな、私を待ってはくれずに今年の結果が出てしまった。

フィルは自分の影を見つめ、遅い春を知らせたようである。





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Last updated  February 2, 2006 10:07:59 PM
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