|
テーマ:幸せの法則について(433)
カテゴリ:Homesick
一生のうちに、身の危険を感じることなど、無いと思っていた。 今日はウォーキング三昧で、例のまるくて赤いMusic Ballを首から提げ ご近所迷惑にならぬよう、爽快な散歩を楽しみながら、セバスチャンと 理由もなくある話になった。 「Howard Universityの音楽科は優秀なんだよね」 愛して止まないRoberta FlackやDonny Hathawayは勿論のこと、今や Businessmanとして大成功を収めているP.DiddyことSean Combsも ここの卒業生である。 Howard UniversityはワシントンDCにある、1867年創立の総合大学で、 学生の殆どがアフリカン・アメリカンだ。前述のDonny Hathawayや Roberta Flackをはじめ、他分野にても、ノーベル文学賞を受賞した作家の Toni Morrison、俳優で運動家のOssie Davisなど優秀な人材を輩出して きた伝統ある大学である。Soul/R&Bは勿論、有名なJazz Playerも多い。 「感受性を外部(社会)に育ててもらうには自分を置く環境が大切だ」 「校風っていうのも後々人格形成とか音楽性に関わってくるのかも」 そんな感じで終始音楽の話に盛り上がり、途中ランチをして帰って来ると、 アンサリング・マシンにメッセージがひとつ入っていた。私の旧友からだ。 どこかで私が日本に居るのを聞きつけて、それならば、私のNY帰国前に 一度日本という国を見ておくか、と言うことで夏にも行こうと思うんだけど? と言った内容。 胸が躍った。 彼に会う機会を持てることは、私にとってとても大きくて深い意味がある。 この人は、私の命の恩人なのだ。彼に会うたび、彼の声を聞くたびに 自分が今この世界に居る幸福を再認識させてもらえる。私の人生の中で、 最も大切な人のひとりである。 私はその頃、ワシントンDCの大学に通っていた。 同じクラスの友人がCapitol(国会議事堂)のすぐ裏の女子寮に住んでおり、 半日で終わった学校帰りに彼女の部屋で、一緒に宿題をしたのだった。 ワシントンは、首都に相応しい、整った美しさを持ったニートな都市だが、 その頃は、1本道を入ればまだまだ治安が良いとは言えず、現在と比べると だいぶ危険が多かった。 午後3時を過ぎると、私は明るいうちに帰ろうと思い、彼女が気を遣って最寄の Union Station(ユニオン駅)まで送ってくれると言うのを断り(彼女の帰り道が 気掛かりだった)、ひとりで寮を出た。 外は、太陽が傾き始めてもまだ青空が眩しく、その明るさに緊張が解けていた。 上機嫌で歩き始めてから5分、アイスクリーム・パーラーに差し掛かった時。 (つづく) Howard University卒業生(After Roberta Flack+Donny Hathaway) (Roberta Flack+Donny Hathawayは別日Soul Saturdayで) 勿論この人も。 にほんブログ村 Thank you so much for all your support! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 23, 2010 12:16:09 AM
コメント(0) | コメントを書く
[Homesick] カテゴリの最新記事
|