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カテゴリ:Thursday-Night Movie
80年代後半、Joan Jettがソロでブレイクしている時に、私は彼女のライヴへ行った。 小さい頃からAl Greenが恋人でSoulやFunkばかりを聴いてきたものだが、彼女の あの気迫のこもったステージには、「うぬぬ、コイツ気骨があるな」と小娘のくせに 感心してしまったものだ。時折見せるSexyな仕草にもグッときた。 その頃に大ヒットした"I Hate Myself For Loving You"は、私が好んで通っていた、 ブラック系のナイトクラブでも掛かっていたくらいで、当時の人気が窺える。 当時Rod Stewartに夢中だった親友Debbieも彼女の「男らしい」Performanceを見て 「彼女が男だったら」と両手を組んで頬を赤らめていた。女性をもそこまで好きにさせる 彼女がいかにカッコイイ女だったか。私など、今ここでこの曲を聴き文字を打ち込みながら ちょっと踊ってしまっている。「ありふれた」「古臭い」なんて言ってちゃダメなのだ。 やっぱり彼女はSpecialだ。 映画の話を父にしたところ、「そうかまだやってたんだ」という答えが返って来た。父の知る Joan Jettは、Joan Jett & Blackheartsではなく、The RunawaysのRhythm Guitaristなのだ。 そう言えば70年代後半、母から「あの子達の歌は聴いちゃダメ」と申し渡されていた。 そう、当時彼女達は日本でも絶大なる人気を誇っていたが、親という存在から見ればDirtyな イメージで、子供達の目・耳には触れさせたくない典型だった。バンドのスタイル、歌の内容も そうだが、当時としては衝撃的だったあのエキセントリックなファッションも、コンサバ系アパレル のディザインをしていた母には不評だった。 今夜ピックした映画は今年3月にアメリカで公開された"The Runaways" 1975-79年という短い活動期に一世を風靡したガールズ・バンドの草分け。 映画はオリジナル・メンバーのリード・ヴォーカルだったCherrie Currieの 手記をベースとして、Joanがエグゼキュティヴ・プロデューサーを務めて 制作された。日本への上陸前に思い出話でもと思い立った。 The Runawaysは1975年結成の、所謂元祖「ガールズ・バンド」である。 75年、JoanはSandy Westと共にプロデューサーKim Fowleyのもとに All Girlsのバンド結成の話を持ちかける。最初に加入したのはSingerで BassistのMicki Steele(ミッキ・スティール)、The RunawaysはL.A.を 中心にクラブなどを回り始める。 同年、まだ16歳だったリード・ギターのLita Fordとリード・ヴォーカルとなる Cherie Currieが加入。Mickiはバンドを離れる。その後Peggy Fosterが 彼女を引き継ぐも1ヵ月後に脱退、もともとはリード・ギターでオーディションを 受けていたJackie Foxをベースとして加入させ、The Runawaysが結成された。 The Runaways - Original Members Joan Jett(ジョーン・ジェット) Rhythm Guitar, Vocal Sandy West(サンディ・ウェスト) Drums Cherie Currie(シェリィ・カリィ) Vocal, Keyboard Lita Ford(リタ・フォード) Guitar Jackie Fox(ジャッキー・フォックス) Base The Runawaysは翌76年にデビューアルバム"The Runaways"をリリース。 話題性の高い彼女達が全米ツアーに出ると、ショーはSold Outの連続となる。 またグループは、Cheap Trick,Tom Petty and The Heartbreakers,The Ramons, The Tubes, Van HalenやRushなどの前座としても出演し、徐々にその人気を 確かなものにして行く。 (Sorry, but 原稿が長くなってしまったので、明日へ続きます) グループ解散後ソロで成功した二人と結成当時彼女達が前座を務めたバンド (Click and enjoy the music videos!) にほんブログ村 Thank you so much for all your support! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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