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DJ Kennedy/life is damn groovy

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May 4, 2010
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カテゴリ:DJK\'s Street Tales USA



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   お天気の良い休日。どんなことでも、楽しむポイントを決める。


   ストリート・フェアのフリーマーケットで掘り出し物探し、なかなか楽しい。
   正直、「これが欲しい!」と思えるものに出会える確率はあまり高くはない。
   家のギャラージで眠っていた不用品の処分に出店する人が多いのだからそれは
   仕方のないことなのだが、それでもあれこれ品定めをしながら、時には持ち主から
   聞くその品に纏わるエピソードなども興味深かったりして大いに楽しめる。




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   何もここで売らなくても、なものも多い。そう、こんなタッパーウェアとか。




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   家具は、持ち主とテイストが合えば気に入ったものを発見できる。基本、処分品で
   あるので、ディザイナーズ・ファニチュアでもかなり安く手に入る。




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  疲れたら、またフルーツのジュースやスムージィを飲んだりして、また歩く。




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  そうして見つけたのは、私の大好きなものだった。
  子供の頃、祖父の出張土産と言えばこれ、というのがリモージュ・ボックスだった。
  以来その小さなケースに1つずつ、宝物を入れておく習慣ができた。おもちゃの指輪や
  ビーズ、それから香水の使えない子供には(子供というより私個人)当時香水の代わりに
  ソープのかけらを入れて、時折開けては「あ~いいにおい」とかやっていたりもした。
  リモージュ・ボックスは思い出の宝庫。


  そうした少女時代の趣味の名残で、未だに可愛いリモージュ・ボックスを見つけては
  ささやかなコレクションに加えている。


  さっき通り過ぎた、犬2匹がぬいぐるみを取り合いしていたおじさんのブースの端に、
  ひっそり置かれていたものに目が留まったのだった。いかにもおじさんの
  「要らない物リスト」に入っていそうな肩身の狭さが見て取れた。


  「いくらですか?」「こっちが8ドル、こっちが7ドル」「それで終わり(決まり)?」


  おじさんは私の顔を覗き込み、「OK, OK.じゃあ2つで10ドルでいいよ」


  おじさんに10ドルを手渡して、2つのリモージュ・ボックスを手に入れることができた。




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         バレリーナのボックスにはトウ・シューズが入っていた




   これで私は満足。日が傾き始めると風が来たから吹いてきて、肌寒くなった。
   さぁ帰ろう。今夜はダウンタウンでライヴだ。私はストリート・フェアを後にした。




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  以前、やはりマンハッタンのフリーマーケットで、長いこと探していたロシアの
  「ロモノーソフ」という由緒ある陶磁器会社のカップ&ソーサーを見つけた。なかなか
  出回らないので一目で分かり、でもこれから値段交渉が待ち構えているわけで、
  私は必死に感激を抑え、でも最悪多少の出費は覚悟してお店の人に尋ねると
  拍子抜けするようなことを言う。 「10ドル、いや8ドルでいいや」


  まさかニセモノか、と思ってしまうがそれならそれで、800円のレプリカと考えれば
  安いものだし良しとするか、とけっこう喜んでそのカップを買ってきた。ところが、
  家に帰ってから時々足を運ぶ鑑定士の店を訪れると、店主は「よく見つけたね、
  本物だよ」おまけに「そうねぇ、400ドルくらいかな」




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               NYのコーヒーカップもちょっとこんな感じ




  私が8ドルで買ったと知って、店主はとても驚いていた。翌日から当分の間、その話を
  友人達に聞かせていた覚えがある。NYの家に置いてきてしまったのでお店できず
  残念だが、私の宝物である。フリーマーケットでのお買い物は、こうでなくちゃ。




  昨日、私は幕張メッセで5日まで行われているフリーマーケットに行ってきた。
  店舗数がかなりのもので人手もあり、場内をエスカレイターの上から眺めて
  圧倒され、そして購買意欲に掻き立てられたが、実際には、目を引くものに
  あまり出会えず、トレジャー・ハンティングというよりもB級グルメ散歩?
  こっちでロシア料理だ、あっちで夕張メロンソフトだと食べ歩き、もう今日は
  諦めようと話していた矢先、ようやく立ち止まり手に取る気持ちになれるものを
  見つけた。


  あの場にはおそらく、「骨董」「お宝」と呼べるものは殆どないだろう。
  私が買ってきたこれらも、価値のあるものではないはずだ。けれど、手の中に
  入れた感触やディザインが気に入った。一客1800円を二客で3000円にしてもらった。



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   左はMintonの廃盤ディザイン。右はNIPPON TOKI KAISHA(ノリタケ)初めて見た。



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             今回の大ヒットはこれかも。だいたい1.5L入るケトル
                         ¥550 YES!!!




  希少で価値のあるものと知った上で心が求めるなら多少高価でも、と思えるが、
  そんな骨董市での楽しみ方とはだいぶ違って、こうして気軽に「もしかすると」な
  価値をちょっと期待しながら遊び感覚で探すなら、フリーマーケットは最適な場所だ。
  とても楽しいホリデイの過ごし方である。


  GWも今日と明日。DJ Kennedyはまだまだ、「もしかすると」なお宝探しに奔走する。

         

                MaryannFarraNSatinSoul.jpg Bobby.jpg
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Last updated  May 4, 2010 01:21:30 PM
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