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DJ Kennedy/life is damn groovy

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July 5, 2011
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カテゴリ:Homesick
   
  




          Glitter Graphics






          まあ、今更言うこともないのですが、今年の花火がとてもよかったので
                 
                  Well, I just needed to show some love.....
  




        上の写真は、昔ワシントンで4th of Julyを過ごした折に撮影したものだ。




この日のワシントンは、夜になっても車の温度計が摂氏33度を示していて、おまけに日中のパレードからずっと大雨だったので、卒倒しそうなほどに蒸していたのを覚えている。写真真ん中突き当たりは、Lincoln Memorial,ご存知の方もおいででしょうけれど、真っ白い、大きなリンカンがワシントンの町を、座って見据えている像があるところ。そこへ続く橋が解放されて、私達は閉鎖されたハイウェイの道端に車を止め、ここまで20分ほど歩いて来たのだった。



花火の時間だけ、ピタッと雨が止んで、写真は良い花火ではないのだけれど、とにかくとても美しかった。そして、1時間足らずの花火が終わると、途端にまたザーザーと降りだしたのだった。私は学生時代の一時をワシントンで過ごしたが、あのような豪雨はあれが初めてだった。今日本で言われる「ゲリラ雷雨」そのものだった。




お昼間のパレードはこんな感じ。カメラを守るのに必死で、良いショットがひとつもなかった。




    3.jpg





ところで。



改めて探してみたけれど、私には(家族にも)独立記念日の花火の写真が殆どない。NYにいてもHonoluluにいても必ず家族や友人達が一緒だし、写真に残そうというアイディア自体周囲の誰も持っていない。第一、皆それぞれに騒いでいてそれどころではないのだった。



我が家のパーティに来てくれた人はご存知だろうが、それはもう、てんでバラバラ、あちこちで半狂乱。BBQのセクション(これは父が大変なのだ。ざっと4時間はグリルの前に立っている)からプールで本気競泳するものあり、学生時代など、友達20人がやってきた折にはテキーラの「競飲」(ぜったいにしてはいけません)が催され、病人は出なかったものの、参加者全員がスタートから20分以降の記憶を失う始末で、そう言えば、うちに皆が集まると夜、TVで花火を観る人はひとりもいないかも知れない。食べて飲んで遊んで、日が暮れる頃にはそこら中にバタンQなのである。そして、パーティにきちんとした終わりはなく、翌日が平日なら目の覚めた順番にそろそろと帰って行き、そうでなければシャワーを浴びてまた眠り、朝一緒にブレクファストを食べて解散、という運びになる。



でも私の家などかわいいものだ。友人宅などは、家自体が大豪邸(部屋が15、バスルームが6)で、パーティが始まりやがて酔いが入って来ると、家の中でかくれんぼ状態になり、毎年必ず行方不明者が出る。庭も、ドッジボールのコートなら、軽く20はできる広さ、大人がゆったりとワインを楽しむ東屋や、プールが2つ、冬はご主人が一面をスケートリンクにするだけの広大さ、毎年決まって10人は行方知れずになる。だから予め子供にはズボンの背中からリーシュしておくことが多いが、酔った男達はそうはいかぬ。過去に私は、熱中症にかかって倒れているご主人の弟を見たことがある。こうなると、パーティも楽しさ半減?花火は、やはり観た記憶がない。



彼女のご主人は退役軍人なので、独立記念日のパーティにはミリタリィの友人知人やその家族だけでも相当数が集まり、家族、親戚、それぞれの友人を合わせると100人ではおさまらない。最初はとても厳かな雰囲気で始まって、グラス2杯目あたりから、徐々に私の家のようになっていく。スウィッチが入ってしまえば、もうどうにも止まらないアメリカンである。



こうして言葉にしてみると、何とだらしないパーティ野郎どもかと思われるはずだ。致し方ない。花火の写真がないのも肯ける。けれど当人達にとってはどこまでも愛すべき1日である。



だもの、日本で過ごす独立記念日は正直に言うと、とても寂しい。毎年帰れば良いのだけれど、なかなかそうもいかないし。



今年は、とても大切な友人に、この人とは去年一緒に花火を観たのであるが、「どこにいても、必ず花火を観てください」と発信した。同じ時間に同じ思い出を共有したかったからだけれど、その人は花火を観られなかっただろうと思う。楽しい思い出のアルバムをひとりぼっちで開くのはなんとも切ないものだ。



いつかまた、一緒に花火を見られるといいね。



けれども、花火は一瞬にして消えても、こうして思い出はその経験をした時に舞い戻ってくれるのだから、時が流れるというのも悪くはない。そして、これからも独立記念日が来るたびに新しい思い出が増えて、七十歳にも八十歳にもなる頃には、私の記憶のアルバムが、破裂するくらいにふくらんでいて欲しいと、少し前に過ぎて行った今年の独立記念日に手を振りながら願っているところ。





明日は、Rampo Mountainsの最終回をお届けします。









































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Last updated  July 5, 2011 08:28:46 PM
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