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テーマ:幸せの法則について(433)
カテゴリ:Simple Pleasures
↑ DJKはこの言葉が好き。「人生、それは自分の運命を発見することである。」サラクルー 今日はダウン。ルームクリーニングの間ラウンジでお茶を飲み、部屋に戻って少し仕事をしようと思っていたけれど気も乗らないし、夕方ホテルのスパに予約を入れた。 長い人生の中で「風が来た!」と思える瞬間は何度あるのだろう。 学業、仕事、恋愛、結婚。風自体、色も形も様々だ。今回私が東京からニューヨークへ来るまでの機内で引越しを考えていたというのは、その時ふと湧いて出たアイディアではなく、1年前から計画していたことだった。そうして、カナダだのフランスだのと言い始めたが、実際のところまだ風向きは私の旅立ちに来ていない。もう少し待て、十分に頭をひねってからにしろという意味であると捉えている。 私の周りには、実は私のようなのがたくさんいる。全員をご紹介し始めたら5時間くらい書いていそうだが、中でもお気に入りのひとりは大学時代の、中国人の友人だ。彼女は私より三歳年上で、一般教養のみ同じクラスだったが一時とにかく毎日共に行動していた。この人は、突然ぷいっといなくなる。大学時代からの癖のようなもので、本当にある日顔を見せなくなったと思ったら数日後、ニュージーランドから葉書が来る。 「素敵なアメリカンと知り合って、ニュージーランドで海の水質調査を手伝ってるの」 そして、その恋があっという間に終わるとまた学校に戻って来て、更に2,3か月が経つとまた学校に来ない。すると今度は深夜の電話。 「今、私がどこで何をしてると思う?」 「そんなの知らないよ」寝入ったところを起こされて不機嫌な私。 「今、クウェートにいるのよ。素敵なアメリカンと知り合って、石油を掘るのよ」 こんな話、信じられないでしょう?でも本人はあくまでも真剣で、しかも何度聞いてもいつも何故だか「素敵なアメリカン(男性)」なのである。そして彼女、今も独身。が、いつも楽しそう。 彼女の生き方は、否定もされ易い。安定していないとか、幸せを逃がしやすい人生だとか、学生時代から随分と言われてきた。けれど私は彼女の自由奔放で、自分にとても正直な生き方を尊敬している。第一、行動力がすごい。彼女を見ていると、犯罪を犯したりしなければ、生き方に正しい、正しくない、なんて分け方はないのだと実に幸せな気分になる。 彼女の一番弟子としては、ここらで奮起、昨夜挙げた候補の中から、カナダへ行くのか、フランスへ行くのか、はたまたポルトガルか、それはまだ分からないし、実は東京を離れた後で、日本の山間の町にでも暫くの間住んでみようかと思っているあたりは本当に「あてのない人生の旅路」的であるわけだけど、どういう道を選ぶにしても、自分の心に正直に、そして風を読む力を養うことだ。 でも実際、私はどこへ行くのだろう。何故「日本の山間の町」なんて言ったかというと、ニューヨークに来る前に暫く温泉地にいたからだ。日本の温泉街って素晴らしい。そこでのんびりしながら渡欧計画を練りたい。ああ、なんてささやかな夢。でもこれこそ、次に控えた壮大なリロケーション・プランのステップにふさわしい。そう勝手に思っている。 昨夜、結局一睡もしなかったのでさすがにまぶたが重い。スパで寝てしまいそう。 I'm feeling you ;) via @youtube お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 10, 2011 02:42:55 AM
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