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カテゴリ:Simple Pleasures
↑ DJK: Still under the weather... 今日、アメリカはLabor Dayで祝日である。私は東京にいるから関係ないし、第一未だ病臥しているのだからホリデイ気分でもない。九月が大好きなのに、もったいないことだ。 きっと誰にでもこういうものがあるのだと思う。 私は自他共に認める "Daydreamer" なのであるが、これには私の性格云々以外に理由がひとつある。私は子供の頃から極度の貧血で、疲労が重なるとふらふら~っとなったり、ぼーっとしていたり、熱が出ると今回のように「床に落ちた人形」のような脱力感に襲われる。周囲からはそういう私の様子が夢心地に見えるのだそうである。そしてそれをいち早く察知する道具がある。 これである。 Kate's Nest 熱が出た日の朝、母が淹れてくれたコーヒーの香りにも惹かれず無意識のうちにこの椅子の中で丸くなってぼんやり本を読む私を母Janeが発見、彼女は私の目の前で仁王立ちになり、 "Okay, you're dreaming again. Go to bed, girl! NOW!" ・・・・・で、今に至る。 私はこれを"Kate's Nest"(ケイトの巣)と呼んでいる。私の体がすっぽり入ってしまう大きさのこの椅子は、読書を楽しむにも仕事をするにも、それから友達と長電話をするにも最高の場所で、上の写真はNYの家であるが、私は東京の家にもこれを2つ、そして私が今いる母のアパートメントにもひとつ置いてある。いつもそばになければならないもの。いつもあって当然なもの。 この椅子は私の人生を知り尽くしている。私の体調、機嫌、好きな本、愛する人たち、幸福、涙。私は日記を書くよりむしろ、この椅子に座ることで全てをこの中に記憶させている気さえする。この椅子のぬくもりには私が観たい思い出のムービーも全て収められているのだ。 「きっと誰にでもこういうものがあるのだと思う。」 これつまり、「ライナスのブランケット」。そして私にとってのそれがKate's Nestである。色褪せても、ぼろぼろになっても、今夜のように私を包み込んでいて欲しい。 あら、偶然?私のNestと同じブルー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 7, 2011 02:01:10 AM
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