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テーマ:幸せの法則について(433)
カテゴリ:Life&Philosophy
DJK supports Breast Cancer Awareness Month 10月は予想外の展開で始まった。 昨日引越しが済んで、友人達の計画してくれているパーティを延期して温泉地に来たのは、長年暮らした東京の家に大切な思い出を残して出て来たような、そんな切なさをなるべく感じないようにする為であったのだが、その前に母の仕事場へ行くと父がニューヨークから帰っていた。「久し振りにパパが腕を振るおう」と迷惑なことを言い出す父を制し、青山へ出た。父は料理が大好きでよく私達にごちそうしてくれるが、美味しかった試しがない。自他共に認める美食家でありながら何故自分で作るとあんなことになってしまうのか、今もって一家の七不思議である。 本当に引越しちゃった。 三人ではとても食べ切れない量のお料理を、今回はワイン無しで楽しみながら、話は私の今後に終始した。彼等の結論は、「ケイトはヨーロッパへ行きなさい」であった。私はてっきり「ニューヨークへ帰りなさい」と言われるものと思い込んでいたので意外だった、と言うより拍子抜けした。新しいことをするには少なからず勇気が必要で、その勇気は年齢とともにしぼんでいくものだから、行くならなるべく早いうちにしろというアドバイスだった。 会話は食事中の3時間続き、カフェで美味しいコーヒーを飲んで銀座で別れた。彼等はそのまま箱根へ遊びに行き、私は北へ向かった。爽やかな秋風のような親子の再会だった。 というわけで、短い休暇ではあるけれど、美味しいお食事を頂き、思う存分夜空を見上げて温泉に浸かり、私は今、旅行としての欧州行きを超えて、「移住」を視野に入れたシミュレーションをし始めたところである。取り敢えず、年内に一度行くつもりだが、さて、どう事を運べば良いか、現実味を帯びてくるとかえって戸惑う。実際、どのくらいの時間を要することになるのだろう。仕事との兼ね合いもあるしなぁ・・・。まずは、お風呂に入ってのんびり考えるとするか。 New York, you're my home. 母は別れ際「でも最後はニューヨークへ帰ってね」と笑った。自分は日本にいるつもりなのに。「住めば都」と言うし私は順応性には自信がある。また後々の状況にもよるだろうが、ニューヨークは私にとって故郷で、何より "I ? NY"、これは一生変わらない。母には無言で肯いた。 でも「どうしてヨーロッパなの?」という父の問いに答えるのは忘れてしまった。 DJK、 この週末軽井沢に出没中。 She's Jo?o Gilberto's daughter, and a New Yorker. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 2, 2011 12:46:03 AM
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