「夜の朝顔」豊島ミホ・著
はるか遠く、小学生の頃の記憶。みんなでUFOを呼ぼうと、学校のプール脇にある築山のてっぺんに集合。手をつないで・・・「一人でも離したら失敗だからね~」友達とギューっと手を握って空をいつまでも見上げていた頃。あそこの空き地に不思議な円の後がある!そろばん塾の帰りに自転車をとばして見に行ったことも。「あなたは私の世界をこわしました」そんな手紙をもらったり。読みながら忘れていた記憶が少しよみがえってきました。小学生の頃って素直で、ストレートだけど、でもある意味残酷であったりまだまだ子供って思われていても実際には言葉の裏を敏感に感じていたりきっと誰もが共感できる部分があると思います。そんな小学生大原センリの物語です。中でも「五月の虫歯」「夜の朝顔」が良かったです。あとがきで著者の豊島さんが「小学校6年間の遠足の行き先は?」言えますか?と。私は低学年の記憶がないかも。。。