『秘書の憂鬱』オオヒラヨウ
絵は好みではないのですが、古本屋で迷った時に「読まず嫌い」(こんな言葉があるのだろうか?)はよくないかなぁ・・と思い切って購入しました。『秘書の憂鬱』オオヒラヨウ アクアコミックス 2010年1月12日発行起業15年にして年商三百億の会社を創り上げた社長・諌川の専属秘書になった相澤は、不運体質で、性格も生真面目な上に自分に自信がないので、入社してからずっと悩み続けている。もともと理系出身で、開発部希望だったのだが、入社試験当日に急病で倒れている人を助けて遅刻し、不採用となる。しかし、助けたその人は偶然にも、そこの社長だったのだ!「自分の傍にはこんな人間を置くべきだ」と思った社長は、相澤を今まで置かなかった社長秘書として採用したのだった・・。相澤を気に入った社長は、いつもセクハラをしかけ、相澤は慣れない仕事のこともあり、慢性胃炎と闘っていた。そんな相澤の唯一の癒しは、お弁当屋さんの明るい女の子・・、疲れて疲弊した心身も、彼女の笑顔を見たら癒された。そんな唯一の癒しも社長に奪われ、相澤は辞表を出すが・・?!相澤は自分のことを、すごく不運だと思っているが、それは逆かもしれないと、私は思う。運と不運、幸せと不幸せなんて自分の考え方次第。それって表裏一体だと思うなぁ・・?まあ・・それもこの本のテーマであるように思います。恋人になった、エロおやじ社長と生真面目秘書のその後の日常『秘書の憂鬱~番外編~』、『秘書の××』(書き下ろし)も収録。