『奥さまは18歳!』ひちわゆか著
『奥さまは18歳!』って、とても馴染みのあるタイトルですよね!?このタイトルだけでも充分興味をそそられるのに・・『奥さまは18歳!』ひちわゆか/南月ゆう ビーボーイノベルズ 2009年4月20日発行〈本のあらすじより〉しっかり者の新妻・18歳の智生(専業主夫♂)は、愛する旦那さま(公務員♂)のため今日も料理に家事に奮闘中そんな健気な奥さまの誰にも言えないヒミツ・・・それは関東最大のヤクザ組織の跡取りってこと!美人新妻はヤクザの跡取り!?(帯文)もう、これは読むっきゃないですよ!!一緒にいた次女も「あっ、この本読んだら貸してね!」と言ったほどです。若妻が可愛い系のキャラで、私の好みでなくとも・・いいんです・・こんな素敵な設定なら絶対読みます!読ませていただきます!ひちわゆかさん、この方も結構ぶっ飛んでいらっしゃいますね?いきなり男同士で結婚、アツアツの新婚家庭・・周りもごく当たり前な様子で接している・・?―そういう本です以上―と、ひちわゆかさんも開き直っていらっしゃいます。(笑)そこに感じる疑問は、この際無視して読んでいきましょう。そうです、あらすじにあったように智生は、女でありながら関東雪村会7代目を襲名した伝説の女組長・緋牡丹のお竜の一人息子だったのです。しかし智生は組を継がず、堅気で十歳年上のハンサムで優しい、のんびり屋でちょっと天然な旦那さま・正義と結婚愛する旦那さまのために、家事を完璧にこなそうと毎日健気に頑張っているのです智生の母は『組は家族』といつも言っていた・・それを聞いて育った智生は義理・人情に非常に厚く、組と関係ない身となっても、組の問題や事情が気になってしまうのだった。何か悩んでいる様子の智生を心配して、正義が声をかけるが・・秘密が知られてしまう事を恐れて気持ちを打ち明けることができない智生・・堅気の正義が秘密を知れば、正義は去って行ってしまうに違いない。そんなある日、智生が世話になったテキヤのおじいさん・徳さんの身に危険が迫る!智生は徳さんを助けるべく、雪村会と敵対する山城組の組長が来るという秘密のカジノに単身乗り込んだ。その姿は、母・緋牡丹のお竜と生き写しだった・・。お竜が襲名披露の時に着ていた緋牡丹の着物を着て、関東の親分衆の前で、二代目緋牡丹のお竜を名乗る智生。山城とのギャンブル勝負に人妻の貞操をかけ挑む・・!?実はこの旦那さまにも秘密がある訳でして・・、この本のジャケットがすごく意味深・・うわ~っ!もうこれ以上、言ってはいけない!しかし、もう・・それはハチャメチャで、まるでホームコメディドラマを見ている感覚であります。う・・ん、だけど・・面白く読めたわりに、あまり心に残るものがなかったような・・?一つ魅力を挙げるとしたら、正義のキャラかな・・?正義のキャラに触れると、やはり秘密が明らかになってしまうので、これ以上言えませ~ん!気になる人は読んでください!私の満足度★★★☆☆