テーマ:最近観た映画。(39941)
カテゴリ:CINEMA
チベット・スピリチュアル・フェスティバル2007の開場で上映していたドキュメンタリー映画です。 楽天では取り扱ってないようですが1500円で購入できます。(ググってくださいね) チベットは1949年に中国に侵攻され、今は中国の中のチベット自治区ということになっております。 いわば植民地です。 中国はチベット仏教に関心が全く無く仏閣や仏像を破壊し、またチベットの言葉も 話してはなら無いということで(日本も昔の軍国主義の時代にはそのようなことを他国でしたようですが) チベットという文化や思想がなくなることを恐れ、ダライ・ラマはインドに亡命政府という形を作り今はそこで暮らしております。 映画では、チベット自治区ではまともな教育も受けられず、将来を悲観した親たちが かわいい子供たちをダライ・ラマの住む亡命政府に送り出すと模様と 子供たちが険しいヒマラヤを亡命していく様子を綴っております。 小さな子供たちが、「お母さんに会いたい」と涙をしながら訴えるシーンは こちらも悲しくなりますが、今のチベット自治区では一生貧しい村人で何の夢ももてない 暮らししか望めないということがわかっているので、親たちも一生もう子供と 会うこともできないという覚悟を決め、送り出しています。 映画の中で、将来お坊さんを目指している少年が中国に対してどう思うか?と いう質問に対し、 「とても、悲しくて、辛いことだけれども、でも彼らを許す」と話している場面が あります。それがチベット仏教の慈悲ということです。 まだまだあどけない子供たちがそのような心であのような過酷な状態を過ごせるかと 思うと胸が締め付けられる思いがしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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