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カテゴリ:CINEMA
↑オフィシャルサイトにリンクしてます↑ バナーだけを見ただけでは、アンニュイな外国の少女って言う感じで けだるい、おフランス映画かしら?と 思う方が多いと思いますが、 これは、25年に渡って、妹を撮影したドキュメンタリーです。 監督は、サンドリーヌ・ボネール『仕立て屋の恋』などに出た フランスの女優さんです。 映画は彼女の1歳違いの妹のサビーヌの悲しい事実を克明に撮影してます。 実は、サビーヌは自閉症という障害を持っています。 ただ、彼女は知的な部分の障害の少ない自閉症の為、家族も自閉症ということを 知らないまま(もちろん本人も)育ってしまい。 ちょっと変わった人(性格)と思われていた程度。 実際 家では、読書を好み、ピアノを弾き(バッハなぞすらすらと) 大人になるにつれ、家族の死や別れで、感情をコントロールできなくなり それが暴力として現れるようになって、手を焼いた家族が精神病院に入院させることとなり サビーヌは一変してしまうのです。 暴れるからといって、拘束されたり、大量の精神薬では精神が崩壊してしまうのは 単純に考えても、わかりそうなことですが、受け入れ先がないということで サビーヌは5年もの歳月を病院で過ごしてしまいます。 映画には入院のときの映像がないですが、 きっと5年後の変貌したサビーヌよりもさらにひどい状態のサビーヌが いたのではないかとわたくしは想像します。 監督がこの映像を、作品として(映画)として発表するのも フランスの自閉症(障害者)を取り巻く現状と自分たち家族の犯した過ちを、 サビーヌにわびるために作ったのではないか? と、わたくしは思ってしまいました。 そして、この映画で、少なくはない障害である『自閉症』に対して 世間の認知度を上げるべく作品になることと、 自閉症者を持つ家族としては、切に願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Feb 25, 2009 04:07:43 PM
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