けろろのずぼらライフ

昨日のクールジャパンのテーマは、「マンガ」。
タイムリーな話題にわくわくしながら観ました。　面白かった～。

私は大人になってから、マンガは全然読まないんだけど、
世界でも、ほとんどの国がマンガは子供が読むものという位置づけらしい。

で、外国人が見た日本は、電車でマンガ本読んだり、ケータイマンガを読んだりしてて、そこら中に漫画が溢れて、老若男女が読んでるから本当にびっくりなんだって。

六十代の男性へのインタビューでも、「鉄腕アトム・ジャングル大帝・ゴルゴ１３」と答えてたし。

マンガ大国日本の出版物の約４割がマンガ。　　　　多種多彩ジャンルも恋愛モノ・動物モノだけじゃなく、統計学とか微分積分・フーリエ解析!?・・・など専門書に至るまで多種多彩。

各国マンガの主流は、アメリカ・カナダはヒーローもの。フランスは事件ものやファンタジー。ドイツはアングラ系。チュニジアは新聞の風刺漫画。ブラジルは子供向けの冒険もの。イスラエルは・・・マンガ文化なし。

とにかく日本のマンガのその種類と、質の良さと、長さに驚くらしい。そしてそれが欧米にウケて広がっていると。

だけど、政府機関とか警察の啓発ものとか、公共の冊子もマンガが多いのは、大人なのに馬鹿にされているようだと不評だった。(笑)
がー、日本が生み出したマンガは新しい媒体で、想像力に溢れていると絶賛。

マンガ雑誌ナンバーワンの集英社で人気漫画家(キングダム?の作者)とその編集者の仕事ぶりを取材してたけど、
中国への取材旅行、綿密な打ち合わせ、構成のダメ出し。その他のやりとり・・・、漫画家の部屋など興味深かった。
この辺の漫画家と編集者の二人三脚の作品製作が、日本式のマンガの作り方なんだそう。
あと、新人発掘のやり方も勉強になった。

今やマンガが社会に与える影響も大きく、ドラマの３割はマンガが原作で、「のだめカンタービレ」でクラシックCD売り上げが増えたり、「カバチタレ」で行政書士の志願者数が二万人も増えたり、アメフトブーム・囲碁ブームなどなど・・

海外では、有名なとこではフランス(チュニジアとかも)で「キャプテン翼」が起こした大サッカーブーム。(有名なのはジダンね)。
韓国では今、「神の雫」でワインブームが起こり、テーブルマナーを勉強してるそう。

最後に京都精華大学の漫画学部を取材。
その基礎・(陰影のつけ方・コマ割りの仕方・視線誘導)作業の仕方も興味津々だったし、その学部長があの竹宮恵子先生。その授業風景もとても興味深かった。

日本だからこそ、漫画の大学は必要ね～。

漫画って、もう娯楽だけのサブカルチャーじゃなくて、日本から世界に向けて浸透しつつあり、影響力を持ち始めてる立派な日本の文化なんだー。と思いました。

で、この日のベストオブクールは、種類豊富なマンガ本でした。(納得～）