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カテゴリ:書評
カウンセリングっていうのが流行っていて、ネット上でもたくさん見かける。面談によるもの、電話、メール、といろいろある。僕はどれも利用したことがあって、それぞれによさを実感した。
この本は、自ら「癒しメーリングリスト」と「インターネット・セラピー」(つまりいわゆるメールカウンセリング)をやっている精神科医が書いたもの。ネット依存の問題、セキュリティや倫理的な問題にもふれつつ、「自ら主体的に物語を組み立てる孤独な作業を通じて、深く自分の内面に踏み込む」「ネットゆえにたやすく深層を語ることができる」といった、インターネット・セラピー特有のメリットが深い癒しをもたらす可能性を明らかにしている。 書いてあることは、僕自身がメールカウンセリングをやって感じたことと符合し、経験的によく理解できた。混沌とした胸のうちを、読める形で整理して書くということ自体、すごく骨が折れて、たいへんな作業で、深く考えないとできない。そこに効果の源があるのだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年07月27日 09時41分52秒
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