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カテゴリ:書評
午前中は休日出勤。趣味と実益を兼ねた暮らしも楽じゃございませんわ。
で、午後は読書三昧。二冊を平行して読んでます。 専門の組織心理学コーナーからは、日本発のリーダーシップ研究の名著、三隅二不二「リーダーシップ行動の科学」 有名なPM理論の本。なかなか難しくて分厚くて、読み応えありすぎだけど、僕の研究テーマだとこれは読まないわけにはいかないのだよ。いろいろ論文読んでてもそこら中で引用されてるしね。まだ序論部分なので退屈。ここからどんどん面白くなってくることを期待。 趣味の臨床心理学・精神医学コーナーからは、井上信子・神田橋條治「対話の技」 神田橋先生の公開スーパービジョンというのを生で聞いたことがあって、さすが本物の臨床家はスゴイ!と感動し、それ以来著作を読みたいと思っていたのだけど、初体験中。コレ、めちゃくちゃ面白いよ。 対話精神療法では、クライエントの命をねじまげ行動を支配している「学習された言葉」を排除することが治療者の主たる仕事である。 これだけ抜書きするとなんだかわからないけど、本読んでるとめちゃくちゃ腑に落ちたよ。人は、自分の資質に合わないことを刷り込まれ、学習させられると、自分の資質と、その刷り込みのズレに耐えかねて心を病む。だからその刷り込まれた言葉を排除するのが治療者の仕事です、ということね。 さて、野球の日本代表のテストマッチが始まる。テレビつけよう。 あー、力みのない今の暮らし、最高だなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2006年02月26日 18時58分30秒
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