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カテゴリ:MBA・経営学
院試の準備で、放送授業の教材で勉強していて、コーポレート・ガバナンスについて詳しい教科書を一冊通読しての感想。
MBAにいたとき、ファイナンスの授業ではひたすら「株主価値の極大化」を刷り込まれ、なんとなく「会社は株主のもの」「株主こそが中心的な利害関係者」と思い込むようになってしまっていた。 だけど、考えてみたら、顧客、経営者、従業員、金融機関、サプライヤーなど、利害関係者はあまたある中で、株主はその中のひとつにすぎないだろう。それなのに、"Corporate value" イコール "Shareholder value"なんちうのは、おこがましい言い草なんじゃないの。自明のもののようにこれらふたつを同一視するアメリカの株主至上主義は、やっぱり偏った見方だよね。 その教科書いわく。 株主至上主義を唱える人というのは、機関投資家、およびそれに群がる商売の人であって、立場上そうなるのは仕方ない。従業員の立場から企業経営を見れば、まったく別の見方になるはずだ。とのこと。 そういえば、MBAで習った教授は、投資銀行出身のアメリカ人。 納得。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年10月11日 21時29分59秒
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