三十路の大学院生はっしーの研究日記

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• 勉強会など

  不眠用煎じ薬がてきめんに効いて、しばらくぶりにぐっすり眠った。というか先生に言われたより量を多く飲んでしまったので効きすぎて、午前中は意識もうろう、茫然自失であった。かつて処方量以上に薬を飲み続けて中毒で倒れたことがあるのに懲りない奴だ。午後からけっこう集中してグロービスの予習。しかしいかんせん時間が足りずケースを一読して、それなりに思ったことをノートに書き込んだだけに終わる。これでは貢献できないフリーライダー（ただ乗りする人）になっちゃうなあ、と思いつつ、夜の勉強会のためグロービスに出向く。勉強会では予習不足のわりにはまあまあ発言はできたと思うのだけど、みんながケースから読み取ってきた内容が似通ってしまっていて、あまり面白い議論にならなかった。アフターの飲み会は相変わらずgood。サラリーマン時代は田舎の工場にいたから、社内の人間とばかり飲んでいたけれど、それに比べてバラエティに富んだ職務経験、人生経験を交換できて抜群に楽しい。みんな高いお金を出してグロービスに来て、自主参加の勉強会にも出てくるだけあって勉強にも熱心だし。しかし毎晩飲み歩いていて疲れが心配。明日は久々に予定がない。なんだかうれしいぞ。忘れないうちに今日の勉強会の復習をして、本番の授業に備えよう。

  2003年07月17日

• ミニミニオフ

  早朝覚醒してしまう。やはりあまりにも出歩きすぎで、悪い疲れがたまっているのだろう。昼間勉強するが寝ていないので集中できず、難儀する。そのうちぶっ倒れて寝てしまった。昼寝でも眠れるだけまだいいのだけれど、このままだと昼夜逆転の恐れがある。夕方から、いつも参加しているチャットのミニミニオフ（名目は、オフ会の下見）に行く。仲間と楽しくはしゃげてよかった。久々にカラオケを唄ってご機嫌。帰ってきてから勉強の続きをやろうと思ったが気力がわかずあきらめた。明日の勉強会の命運は、明日一日の集中力にかかっている。

  2003年07月16日

• 雨のち晴れ

  疲れているのに、神経がまいっていて眠れず、気分も落ち込んで、不安感も強烈で、最悪の朝だった。友達に愚痴メールを打ったら、すぐに電話が鳴って、助けてもらった。感謝、感激。教訓：「辛いときは、鏡の前でにっこり笑うんだよ～」それで気力が出て、新しい主治医、杵渕先生のところまで何とか転がり込むことができた。優しく相談に乗ってもらって、眠りを改善する煎じ薬と追加眠剤の処方をしてもらった。4日後にまた受診できることになったので、安心した。安心したら、帰って昼寝ができた。かなり気分がすっきりしてきた。床屋に行ってスポーツ刈りにしたら「そのスジの人」みたいになった。夜はかねて約束の友達とおいしい店へ。絶品のウニのムースはじめ、シーフード尽くしを堪能する。気を遣わずにリラックスして楽しい時間が過ごせて、すっかり上機嫌で家に帰る。彼女は聡明ではつらつとした人で、僕と境遇が似ていることもあって話が合うし、一緒にいると元気をもらえる。知り合ってからの日は浅いけれど、いまやお互いに励ましあえるかけがえのない友達だ。秋からアメリカへ渡る彼女に、ささやかながら壮行会をしてあげることができてほんとによかったと思う。いろんな人に支えられ、励まされ、助けられて生きているんだなあ、って強く実感した。素敵な1日だった。

  2003年07月15日

• 再会など

  古い友達の女の子とランチを食べる。彼女は留学中なので久しぶりに会ったのだが、相変わらず快活で賢い。この日記をよく読んでくれていて、心理学が専門だからかどうかわからないが、わずかな記述からいろんなことを読み取っているのでマジで驚いた。「MBAとってどうするの？」と鋭く突っ込まれて、うまく答えられない自分に凹む。上京以来ハリキリ過ぎて疲れているからか、鬱気味になっているみたいで、彼女との対話の中で「自分の生き方」について自信を失っていることが浮き彫りになったような感じがした。いっぱい弱音を吐いてしまったな。でもいいか、友達だから。ビジネスマンとして一度挫折した自分が、MBA課程進学するのはほんとにいいのか。そんな根本的な疑問をもったままで、ハードな勉強に突入せねばならないことがとても不安だ。勉強に情熱を注げず、苦痛とストレスばかりが募ってまた病気が悪くなるんじゃないか。勉強が面白いと思えなければ、向学心に燃えるクラスメイトから置いていかれるのもあっという間だろうなあ。なんていろいろ心配してしまう。やっぱり鬱だな。午後は国立のキャンパスに行った。若者のエナジーが満ちた空間で、自分がくたびれたオジサンに見えた。保健センターの先生に不安な思いを聞いてもらい、少し楽になった。「学位が取れなくたって、興味のあるところだけ勉強できるだけでもいいじゃない。MBAのレッテルだけが欲しくて勉強するわけじゃないでしょう？」確かにそのとおりだ。家に帰ってチェックすると、先日のグロービスの授業の評価が返ってきていた。ひどいものだった。完全に自信をなくした。でも落ち込んでばかりはいられない。木曜日に勉強会をやるので、そろそろ予習しないと。

  2003年07月14日

• キャリア考

  今日は上京以来初の完全休養日。のんびり昼寝。キャリア研究の権威、慶應の高橋俊介教授の本をパラパラ読んだ。高橋氏も先日のキャリアコンサルタントと同じ意見で、5年後10年後の自分なんてイメージできなくて当然、成功するキャリアは日々の努力の積み重ねの延長線上に形成されるのだという。だからといって将来を見据えて自分の能力を高める工夫をしないのはダメで、どんどん新しいことに取り組んで自分の可能性を発掘する努力をしよう、ネットワークを広げよう、スキルを高めよう、ということが主張されていた。ほんとに自分の興味あることかどうかはわからないにしても、ビジネススクールというところで新しいことに取り組むことは、自分の可能性を発掘し、ネットワークを広げ、スキル（というよりは潜在能力か）を高めることにはなるなあ、と自分を納得させてみる。今朝目を覚ました時点ではほんとに疲れていたのだけれど、この日記を読んでくれている複数の方々が心配してメールや電話をくれた。とてもうれしくて、元気が出た。

  2003年07月13日

• 疑問と不安

  急に疲れが出てしまって朝10時まで起きれなかった。考えてみたら上京して以来一日も休んでいないのだから、当然か。昼から早稲田にある東京国際大学の臨床心理センターというところにカウンセリングを受けに行った。カウンセラーはここの大学院生とおぼしき若くてきれいな女性だった。ここは初めてなので、インテークといって病歴とか悩みの内容をざっと話す。復学に対する不安も強いんだけれど、それ以上に、果たして卒業後ビジネスの世界へ戻ることを前提として、MBAというビジネスマン向けの学位を目指すことは、一度ビジネスマンとして挫折した僕の過去を考えると正しいアクションとは言えないんではないかという疑問が大きく心にひっかかっていることがわかった。さらに、「ではビジネスマンがダメだとすると僕の生きる道はなんなのか？」という方向に疑問がふくらむ。これまでいろんな専門家と話して学んだことを思い出すと、「生きる道なんて試行錯誤、トライアンドエラーで見つけていくものなんであって、とにかく目の前の復学にぶつかってみること」という結論になるのだけれど、どうも復学の準備の勉強に身が入らないんだよなあ。昨夜少しファイナンスの参考書を読んだけど、ぜんぜんわからんくてすぐイヤになっちゃったし。ぶつかるエネルギーが足りないんだなあ。帰ってきてまた泥のように眠る。やはりかなり疲れているようだ。危険信号なので明日は行動を自重しよう。

  2003年07月12日

• キャリア・コンサルティング

  今日は、MBAホルダーのキャリアメイキングを得意とする人材エージェンシー「アクシアム」を訪れ、コンサルタントの方と1時間ほど話してきた。やっぱりコンサルティングを受ける前にある程度自分のキャリアビジョンというものを定めて、それを語れるようにしとかなきゃなあ、と思って、今朝、買ったまま読んでいなかったキャリアメイキングの本をパラパラとめくってみた。「10年後、自分がどうしていたいかを考えよ」「MBAを取っていれば有利だというのは幻想である」「やりたいと言っていることの具体的なイメージを持っていない求職者が非常に多い」とかなんとか書いてあって、「うひゃあ」とビビってしまった。何しろ、学生時代から「国際ビジネスマンとして社会に貢献するぞ」と息巻いていて、その夢を実現した結果病気になっちゃったわけで、それ以来やりたいことが何なのかさえわからなくなっているからだ。こんな状態でキャリアコンサルティング受けたって意味ないんじゃないか、あまりのビジョンのなさに、コンサルタントに呆れられて終わるんじゃないか。困った困った。で、困った末、「まあいいや、何がやりたいのかわかりません、って正直に言おう」と決めて（というよりほかしょうがない）出かけた。コンサルタントは30代半ばの人当たりのいい女性。最初に言われた言葉でびっくりした！「同業他社さんなんかだと、こういうふうにお話させて頂く時に、5年後、10年後どうしていたいですか？なんて訊くみたいなんですけど、私はそんな質問、意味ないと思うんですよ」　おお、まるで僕の不安を見透かしているようじゃないか！　「だって日本が10年後どうなっているかだってわからないでしょう？　私自身、自分の10年後なんてわからないですし。そんな先のことを考えるよりも、どれだけ目の前のことに集中して取り組むかが大切だと思うんですね。成功した方のキャリアのお話をうかがうと、皆さん、目の前のことに頑張っているうちに、意図せざる出会いがあっていい方向に転がった、っておっしゃるんですよ」　なるほどーっ！　「ですから、はっしーさんもまずこの秋からの学校を頑張ってみて下さい。お勉強も大切でしょうけど、それよりも、バラエティに富んだクラスメイトの方々と交流して、ああ、こんな人生もあるのかあ、っていう発見をたくさんされたらいいですよ。」ああ、この人、話がわかる、うれしいなあ。では正直に話してみよう。「ほんとに今、何がやりたいかわからなくなってるんです。実はMBA取ろうって思ったのも、病気で挫折した僕に、父が提案してくれたことなんですよ。自分の意志ではないんですよねー・・・」　「でもおかげで、ビジネススクールで勉強できる、っていう道が開けたわけですから、ラッキーだったじゃないですか！　それに卒業される時点でまだ30歳じゃないですか！まだまだこれからですよー！」というわけで、どうやら焦りすぎてたようですな。すごく気が楽になった。まずは大学院で一生懸命がんばること、クラスメイトとの出会いを大切にすること。それで道を開いていこう。

  2003年07月11日

• Human Resource Management

  今日はグロービス・マネジメント・スクールで、ケースメソッドによるビジネスの授業を初体験した。面白かった！正直、先日の勉強会で予習の浅さが露呈したこともあって、始まるまで気が重くて、げんなり、ぐったりしていたのだけれど、授業が始まるとなんだか覚醒して、頭はフル回転して、できる限りガンガン手を挙げて、発言もした。講師から一回だけ「いいポイントですね～」とほめられたときはうれしかったな。今日のケースは、急成長企業のトップマネジャーが組織変更を繰り返すというもの。授業では、このマネジャーの施策を評価したり、顧客と競合（外部環境）から成功要因を分析して、それに必要な社内環境を整備するという観点から必要となるHRM施策を割り出したりした。今日の復習。HRMは手段である。目的、狙いは何であるのかを忘れずに押さえる。組織変更は他の管理施策に対し即効性があり、コストが低く、すべての従業員に影響が及び、目に見えるものだから動かしやすい。その場に応じて最適な組織構造と変更の頻度は変わる。「何が起こったら組織を変えるべきか？」＝内部環境と外部環境競合に打ち勝って持続的競争優位を保つため→3C分析　顧客、競合、KFSHRMは外部環境によって決まるKFSに向けて、社内の人的資源をどのように使うかというツールである。

  2003年07月10日

• MBA友の会

  今日は、所属している「MBA友の会」というメーリングリストの集まりに初めて参加。MBAを持っている人、これから目指す人の交流会である。立食パーティは大の苦手だが、特にMBAホルダーの皆さんからいろいろ留学時代のことが聞けて楽しかった。お話した方は皆さん、留学してよかったと思っておられるようで、「これから行かれるんですか。いいですねー！」なんて言われたりした。一橋ICSのOBの方もいて、「教授陣は教育熱心で、実践的なプログラムが多く取り入れられているから楽しいよー」というお話が聞けて、よーしがんばるぞっ、楽しみだ、という気持ちになった。疲れたので一次会で退散。

  2003年07月09日

• 授業見学

  今日はこの秋からお世話になる一橋ICSで、新入生向けの授業見学があった。科目は「Investments」。ハッキリいってファイナンス系の科目は興味の対象外なのだが、少しでも雰囲気をつかもうと参加してみた。今日はguest speakerの日で、投資銀行からバリバリのインベストメントバンカー（アメリカ人）が来て、valuationのやり方とか、ビジネススクールで習うアカウンティングやファイナンスの知識を実地にどう応用するかというようなことを早口でまくしたてる、というもの。学生の側も積極的に質問を飛ばしていた。正直、早口が聞き取れない、ファイナンスのタームはわからないの二重苦でチンプンカンプンであった。終わってから教授に「どうだった？」と聞かれたので「こりゃーしんどいですね！」と答えたら、「心配ないよ、今日の授業までに学生たちはファイナンスの授業をたくさん受けているんだから」と慰められた。とても物腰が柔らかくて紳士な感じの教授で好印象だった。これまで入試の面接とかいろんな機会に何人か教授と会って話したけど、学問一筋でなくビジネスマンの経験がある人が多いからか、学者っぽい気難しさがなくて親しみやすい。いつでも教授の部屋に質問にいけそうな雰囲気だ。終わってから留学生を含むクラスメイトと英語でランチ。どうも緊張してしまって英語をしゃべろうとすると喉の奥でつっかかるような感じで全くしゃべれない。隣に座った日本人の帰国子女が流暢にしゃべっているのを聞いて冷や汗をかいたけど、まあだんだん慣れるしかないね。午後は予定を入れず、早めに帰って休む。健康状態はまだまだ完璧でないだけに慎重に行動量を増やして慣らしていかねば。

  2003年07月08日

• 通院＆勉強会

  今日は昼にクリニック、夕方は喫茶店で勉強して、夜にグロービスの勉強会。久々にハードな１日。勉強会では大いに知的な刺激を受けたし、自分の知見の浅さも見えて、参加した価値は大きかった。終わったあとの飲み会も最高。勉強の話題から女性の社会進出の問題にいたるまでいろいろ語り合った。初対面と思えないほど盛り上がれるのは一緒に勉強をしたという絆の生む魔力か？あとは木曜日の本番のケースディスカッションでどこまでやれるかわからないけど、できるだけの準備をして臨みたい。療養に入って以来１日フルに活動したのは久しぶりで、薬をいっぱい飲みながらではあるけれど、健康な真人間に一歩近づいたかな、という気がしている。明日は朝が早い。飲んで帰って次の日の朝家を出るなんて何年ぶりだろう！真人間への階段登ってるぞ。がんばろー。

  2003年07月07日

• かにしゃぶ

  今日は学生時代のサークル仲間みんなで田園調布に集まって「かにしゃぶ」を食す。一応僕の東京お帰りなさいパーティも兼ねているはずだったのだけど、親友の坊や（1歳。めちゃめちゃカワイイ）に女性陣の人気を独占され、僕は隅っこで拗ねていた（笑）しかし、田舎に引っ込んであまり人と接しないで仙人みたいに暮らしていたせいで、もともと苦手だった「大勢で楽しく騒ぐ」ということがますます難しくなっている。少しずつ慣らしていくしかないか。なんかかなり疲れてしまった。明日も初対面のクラスメイトと勉強会でそのあとはおそらく飲み会だろう。大丈夫かな。帰ってメールをチェックすると、遠く関西で働く古い友人からあたたかいメッセージが入っていた。とてもうれしい。大勢で騒ぐのは苦手でも、遠くで応援してくれる友達はいるんだから、別に気にすることないか。

  2003年07月06日

• 東京移住

  飛行機で北九州から東京へ。いよいよって感じだ。両親が空港まで見送りにきて、「あ～、2年間すっかり親元で甘えてしまったなあ」という感慨にとらわれる。なんか、早くもホームシック気分である。さっそくあさってにはグロービスのクラスメイトとの勉強会が待っている。経営学漬けの生活のスタートだ。緊張する。人生、試行錯誤、トライアンドエラー。エラーしても当然だ、気楽にトライしよう。肩の力を抜いて。

  2003年07月05日

• ハートフルな１日

  今日は長い間お世話になった方と、心が熱くなるようなお別れをすることができた。忘れられない１日になった。人と人とのヒューマンなココロのふれあいって、やっぱりいいね。ありがとうございました、マイペースでがんばりましょう。

  2003年07月04日

• 不安リスト

  あいかわらず不安な気分は改善されない。とある名門大学に留学中の女友達から「一時帰国したよ」との電話がかかってきたので、いろいろ相談に乗ってもらう。彼女も留学してもう何年か経つが、未だに試験前は「落第するんじゃないか」と不安でたまらず、心身ともにボロボロになるんだそうだ。どうやら不安にさいなまれているのは僕だけじゃなさそうだ。彼女いわく、「落第したらどうしよう、っていう不安は、実際落第というものを経験しない限り決して消えないと思う。だって落第しなきゃ、落第したらどうなるかなんてわからないでしょう？」ごもっとも。何が、どうして不安なのか、正体をはっきりさせる必要があると思い、不安に思うことを書き出してみることにした。勉強漬けのハードな環境で、病気を抱えてやっていけるだろうか。また完璧主義が顔を出して、頑張りすぎてせっかくよくなった病気がまた悪化するのではないか。授業についていけず、落第して退学になるのではないか。クラスメイトに比べ質、量ともにpoorな職務経験しかないので、ディスカッションで対抗できないのではないか。英語が聞けない、話せないのではないか。そもそもMBAは僕の人生にとって必要だろうか。教科書を少し読んだが面白いと思えるものは少ない。面白くないことをつづけるのは苦痛でしかない。勉強が楽しめず苦痛ばかりの2年間を過ごすのではないか。修士論文が課せられるが、何を書いたらいいかさっぱりわからない。友達ができないのではないか。・・・ここまで書いてきて気づいたことは、とにかくぶち当たってみなきゃわからないじゃないか、ということ。でもそのぶち当たるのがこわくて、勇気が出ないんだよなあ。どうしたらいいだろう。この夏のグロービスがいいステップになってくれればいいけど。

  2003年07月03日

• 先達の日記と、久々のNOVA

  今日は朝からネットサーフィンをしていて、アメリカのとあるビジネススクールを卒業されたばかりの方の「MBA日記」を見つけ、食い入るように読む。とにかく宿題と膨大なリーディング、ケースの分析に追われて、週末もなく、毎日15時間も勉強する日々だと書いてあり、ビビった。この方はたいへん優秀で、英語もあまり苦労せず、理系のバックグラウンドを生かして統計などの科目では積極的にクラスに貢献されていたようで、結局Academic Awardを受賞して帰国されている。これはすごいことだ。カリキュラムが始まるまではついていけるかどうか不安だったけれど、勉強していくうちに段々いろんなことがわかってきて楽しい、とも書かれていた。MBAホルダーの叔父も、「授業が感動するほど面白いことがある。日本の教育では味わえないことだ」と言っていたのを思い出した。午後から街に出て、久々にNOVAに行く。「できるだけ長い会話を作ったほうが勝ち」というゲームをしたり、ベッカムについて語り合ったりした。耳も舌もびっくりするほどなまっている。単語も文章もスムーズに出てこない。こんなことで大丈夫か、という不安ばかり募る。

  2003年07月02日

• 壮行会

  筆者はっしーについては、こちらから。さて、MBA日記と銘打って始めたこの日記ですが、今日は勉強の話題はないのです。今、病気療養のため北九州の実家にいるのだけれど、7月5日に上京。グロービスでアタマのリハビリをしたあと、10月から一橋ICSのMBA課程の授業が始まる。そんなわけで、今日は両親と、北九州一（と僕らは信じている）のすし屋で壮行会。両親は中小企業を経営していて、ひとり息子の僕には跡取りの期待がかかっているのだけれど、大学を卒業した僕はそれを意に介さずサラリーマンになった。そして、志半ばで病に倒れた、というわけ。そんな僕の意志を尊重して、大学院行きを後押ししてくれた両親だが、時々「跡取りの期待」がやっぱりのぞくんだよねー。今日の親父、酔っぱらって言うには、「早く帰って来い、そして孫の顔を見せてくれ」うーん。孫の前に嫁、嫁の前に経済的自立の回復だよお。MBAの入試にはエッセイと言うのがあって、学校側のいろんな課題質問に答えて出願書類として出すんだけど、その中に「あなたのキャリアゴールは何か、そのキャリアゴールに当校のMBAがどう役に立つのか」といった設問が決まってある。その答えとして「実家の中小企業の経営者になるために経営全般を学びたい。だからMBAなのです」と書いた僕だけど、ホントはキャリアゴールなんてなんにも考えてないし、やりたいことも、なりたい自分もどんなものかわからない。病に倒れ、サラリーマンとして挫折した時点で、わからなくなっちゃったのだ。勉強しながらそれが見つかるといいなあ、と切に願っている。初回から長くなったなあ。

  2003年07月01日

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