無力感
きのう知人から戦争反対署名メールがきました、私も実名と在住地名を入れて署名に加わりました。そして他の知人に送りました。500人以上の署名をあつめて、これをアメリカ政府あてに最終的に送るのが目的のようです。こんなことをしてみても、ブッシュもフセインも一歩も後に引かない。個人の叫びは届かない。戦争はいまにも始まりそうな雰囲気です。マンハッタンでもかなり警備が強化され、テロのターゲットになりそうな場所には厳重警戒体勢がしかれているようです。ブッシュ大統領をとめることができるものは誰もいないのでしょうか?家族でさえ、側近でさえ彼の強行を食い止めることは出来ないのでしょうか?テレビに大統領の顔がうつるたびに寒気がします。戦争反対のフランスに敵意を示すとか、「フレンチフライ」を「フリーダムフライ」と改名したり、フランス製品のボイコットをするだとか、バカバカしいにもほどがある。このまま突き進んでアメリカは世界から孤立してしまいかねない勢いです。「戦争を支持しないものは愛国者ではない」だなんて、恐ろしすぎます。なんだか、「戦争反対を唱える人間は調べ揚げてアメリカから追放するぞ」というおどしのような感じさえします。これをファシズムというのではないのでしょうか?戦争をしかけるというのは、ウルトラマンの怪獣退治のような単純なものじゃないんだから、、、。正義をふりかざして人を殺していいのでしょうか?大統領は国民の命を預かる人間でしょう?世界から憎まれ、敵をつくり、国民をテロの犠牲になる危険にさらすことが果たして正義なのでしょうか?人間とはなんとおろかなのか、、、。こんな広大な宇宙の中のたったひとつのちっぽけな星の中でいがみ合って殺しあって、自分が一番強いんだぞと威張っている。細菌兵器なんてもしもこの戦争で使ったら、それこそ、戦地だけで留まるわけがありません。たちまち世界中にその菌が散らばって、わけのわからない病が流行し、沢山の人々の命がなくなってしまうかもしれない。科学の進歩が破壊的なことに使われることほど悲しいことはありません。もっともっと前向きなことに現代の科学の進歩を使ってほしいです。地球を汚し、自然を壊し、生きとし生けるものの命を奪う行為はどんな理由があろうとも、ジェントルマンのすることではないと思います。