昨日の夜中にパチンとテレビをつけたらNHKでキトラ古墳の番組をしていた。改めて見ればやっぱりあの壁画のうつくしさは大変なものだと思った。高松塚の壁画に関してはこのページでも何度か触れてはきたがキトラの壁画もやはり劣らずうつくしいものだという気がした。もしも古墳から出てきた壁画がかくもうつくしいものではなかったとすればぼくなどはたいした関心も持たなかったに違いないが、実際に出てきたのがあれなのだから無関心ではいられない。
　番組はなかなかたいした出来で、発掘や保存に関わったひとたちがみな一様に興奮していることも、どこまでも慎重な作業の様子も、石室内の湿った空気の感じさえも伝わってくる気がした。近年何かとほころびの目立つNHKではあるが、さすがにこういう丁寧な番組作りは民放ではとてもかなわないだろうという仕事をしていると思った。頑張ってもらわないと困る。

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　一昨日あんなものを書いたものだから、ワタシのこと？オレのこと？と勝手に流れ弾に当たってまた気にして下さっている方があるようです。言葉はなかなか伝わらないものだと改めて思わない訳にはゆきません。

～～～なるようになるんだからなんにも気にしなくてよいのになと。そんなことはあなただってぼくだって知ったことじゃないんです。これはちょっと荒っぽいかも知れませんがぼくはそう思っている訳です。(10.7) ～～～

　見たこと、思ったこと、感じたこと、考えたことをなるべくそのままに書いているつもりなので、日々の「生畑通信」に書かれたことはなるべく言葉そのままに受け取って頂ければと念じています。もちろん書かなくてよいことや書くつもりの無いことに関してはまったく触れないとか、誰かの個人情報については伏せるとか、そういう選択と配慮はしていますが、書かれたことには誤魔化しや嘘はないと思っています。

　おんなじようなことをいくつも書くのは嫌なのでこの件に個別に返事は差し上げませんが、こんなふうに思っています。